出会うべくして、出逢った単語
中学以来、英語はずっと好きな科目だったので、大学では英米語を専攻し、語学留学・ワーキングホリデーに英会話、さらにはランゲージエクスチェンジといった、派手な勉強方法から、古くは王道のラジオ基礎英語に、話題だった“家出のドリッピー”、効果のほどはよく分からないけれど、聞くだけで“英語耳”が手に入るという謎のCDまで、なかなかバラエティに富んだ方法で、英語習得に励みました。
語学留学では、ケンブリッジ英検FCEを、ギリッギリでパスし、帰国して数年後、TOEIC940取得を達成しました。
が、以前書いたように通訳スクールは挫折していますし、元々天邪鬼気質のところがあり、本当に我流で習得してきたので、これ知らないの?という偏りもありますし、どこで習ったの?という言葉を、知っていたりもします。
過去5年、外国人のご入居者のサポートをしてきた中で、これは、この職場以外で、普通に必要とされる機会に、自然に出逢う確率はどれくらいあっただろう?という、忘れられない単語があります。
まず一つ目が、“acupuncture”。“鍼”という意味です。「acupunctureの予約をして」と頼まれた時に、それは何ですか?と聞いて、ご説明いただきました。鍼は英語でそう言うんですね!!と、驚くと同時に、何故海外から来たあなたが、そんなに超有名な日本の鍼灸師をご存じなんですか!?、とも不思議に思いました。外国人の間で広まる、口コミのマニアックさとスゴさには、時々本当に驚かされます。
そして二つ目が、“plunger”。“スッポン”または“ラバーカップ”と呼ばれる、そう、排水の詰まりを解消する道具です。「plungerを貸して」と言われて、同じく、それは何ですか?と返しました。「あのー、トイレが詰まっちゃったの。だから、あのー、こうやって引っ張って使うやつ」と、ちょっと恥ずかしそうに説明されて納得。あー!!!スッポンのことを、plungerって言うのね!!と、またまた“?”が気持ち良く解消された瞬間でした。