他物件への一時異動
近所にある他物件に、一時的にヘルプに入らなければならなくなった時は、自分で決めたこととはいえ、ドナドナ気分でした苦笑。
火中の栗をわざわざ拾うようなことを何故、と回りから思われましたが、該当部署の気の毒な状態を放っておけず、ブランクのある私を雇ってくださった会社への恩返しの意味も込めて、ヘルプに入ると決めました。
これまでの複雑な事情で、もう戻れないかも、という悲壮な決意で向かいました。お休み明け直前に、休み明けすぐに異動して欲しいと依頼があり、出勤後慌てて荷物をまとめ、お世話になったご入居者の方々に、ご挨拶をしたり、手紙を残したりしました。
お1人のご入居者は、直接お話した後すぐに、お餞別用のお菓子を買いにわざわざ外出くださって、フロントへご挨拶に来てくださいました。別のご入居者は、内見の時に私に会って、ここに住むことに決めた、行かないで欲しいと仰ってくださり、感無量でした。
凄まじい2か月を過ごした後、元の物件に戻れることになったのですが、私が不在の間に、彼女はまたこちらの物件に戻るのか、辞めたわけではないのか、と確認に来てくださった方もいらしたと聞き、何とありがたいことか、と感謝感謝で仕事に戻りました。
他にも、戻ったご挨拶をした時に、良かったー!この間見かけて、帰って来たのかと本当に嬉しくて、小躍りしてしまったの!と嬉しそうにお話してくださった方の笑顔を見た時は・・本当にこれまで一生懸命働いてきて良かったと思いました。
「おかえりなさい」という一言をいただいた時も、温かく迎え入れてくださっていることが、さりげなく、だからこそ純粋に伝わって、胸が一杯になりました。
二度とこんな思いはしたくない、という程辛い経験でしたが、思い切ってコンフォートゾーンを出て、やっぱり良かったな、という結論に行きついたのでした。
改めて、感謝。
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