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People Treesの彩り豊かなプロフェッショナルたちをインタビュー形式でご紹介するシリーズ”Colors of People Trees"、5回目は池田安希子さんです。

”今も好きな仕事ができていて、すごく幸せ”

ーこれまでのご経験を教えてください。

1983年に百貨店に入社から私のキャリアは始まりました。キャリアの前半は複数のリテールを経験し、そこから飲食のナショナルチェーン、メーカーを経て、昨年独立しました。現在は、社外取締役を2社とPeople Treesで仕事をしています。今もこうして好きな仕事ができていて、すごく幸せだと感じています。

ー池田さんにとっての”好きな仕事”とは?

時間とともに、こだわりも変わってきた感じがします。リテールにいた頃は自分の好きなように売り場づくりをしたり、買い付けをしたり、商品を開発したり、そういうことがとにかく好きでした。途中で休職期間や業界をまたぐ転職も経験しましたが、リテールの仕事は共通して楽しかったですね。その後、飲食のナショナルチェーンにうつったことで、また違う経験ができて感覚が変わったように思います。バタバタでそれまでこだわてってきたオシャレなどがそっちのけになってしまう現場がそこにはありましたが、それもすごく楽しかったです。日本全国の店舗をまわって、そこでお客様のために頑張っている人たちに会って、その人たちがとても好きになりました。その経験を通じて、人と関わる仕事がとても面白いと感じるようになりました。だからこそ、今の仕事もすごく好きです。

ー休職期間はどのように過ごされていたんですか?

夫がオーストラリアに駐在になり、はじめ2年くらいは単身赴任だったのですが、一向に日本に戻ってくる様子もなく、当時は休職制度などもなかったので、一緒にいるためには自分が退職するという選択肢しかありませんでした。結婚したのに離れている時間が長くなることにいろいろ考えることがあり、その時はそれを選びました。それから4年間オーストラリアで過ごし、この時期は本当にいろいろ考える時間になりました。仕事が好きで本当はやめたくなかったけどやめてオーストラリアにいったので、毎日することがないのは悲しかったです。そこで、英語を伸ばそうと目標をもち、語学学校に通ったり、ロシアやユーゴスラビアのお友達を作って一緒に過ごしたりしました。また、英語でイタリア語を学んだり、英語を使うためにボランティアもしたりしました。でもいろいろやってみても、埋まらない感じもあり、働きたくて仕方なかったです。その後、夫の駐在期間が終わり、日本に帰国した際には、せっかく学んだ英語を活かして翻訳家になろうと思い、実は翻訳学校に通っていました。ただ、たまたま同じ時期に求人があったリテールの会社の採用を受けてみたら、受かったので、そこで仕事人生に復帰しました。仕事人生に戻るかについては迷うことはなく、私にとっては当たり前に戻るものでした。

”People Treesに参加しなければ得られなかった出会い、発見がある”

ーPeople Treesに参加されたきっかけを教えてください。

メーカーにいる際に、People Treesのクライアントとして、CEOの東野さんと関わりがありました。そこから、独立することにした際、東野さんに一緒にやりませんかと声をかけてもらいました。楽しそうでしたし、せっかくのチャンスなのでやってみようと思って迷うことなく参加を決めました。夫にはよく壁がないと言われます。やりたいと思ったらやる、飛び込むことが得意だと思いますね。後悔することもありますが、後悔していないことにしたりしてます(笑)。やってみないとわからないと思っています。

ー担当されたプロジェクトで一番印象に残っているお仕事について教えてください。

私自身はこれまでお話したように人事としての経験があるわけではありません。自分自身の歩んできた仕事人生/マネジメント経験/経営者の経験からの実践知を活かして研修や講演をしています。基本的にどこの会社に伺っても本当に楽しんでやらせてもらっていますよ。ある意味で新しい体験をする中で学ぶことがいろいろあります。
たとえば、People Treesでのはじめての仕事で、参加されていた方が「定年後はタイにいき、自分の得意と好きをビジネスにしたい」とお話をされていて。世界は広いんだな、いろいろな人がいるもんだな、セカンドキャリアってこんな形があるんだなと新しい発見がありました。People Treesに参加しなければなかった出会いですね。
あとは、ちょっと違う観点になりますが、ある自治体さんでお仕事させていただいた際に、1泊2日の間に研修を3つやったんです。もう本当に疲れてしまって、帰りの特急の中で、このまま家にたどり着くことができないのではと本気で思いました。その経験から、一人で無理をしていっぱいやるのはよくないと学びました(笑)。いくら壁がなくて飛び込むことが得意でも、自分を守る必要性を感じましたね。だから今はNOといえることも目指しています(笑)!
People Treesに入り、これまでとは少し違う経験や出会いを通じて、まだまだ成長できるものだなあと実感する日々です。

”先生ではない、だからこそ一緒に話して一緒に考えることができる”

ープロジェクトにおいていつも心がけていることを教えてください。

そうですね、実は私の経験では研修ってはあまりいい印象をもっていなかったんです。だからこそ、研修もそんな悪くないでしょうと思ってもらえるよう心がけています。大阪人魂で笑いをとりたいというところもありますが(笑)、とにかく参加した方に何か一つでも届けられたらいいなといつも思っています。私は実践経験をお伝えすることしかできないので先生ではありません。先生と呼ばないでくださいといつもお伝えしています。でもだからこそ、参加者の方と近い距離で、一緒に話をして、一緒に考えることはできると思っています。それを通じて、せっかく参加した方に、楽しかったと感じてもらったり、何か1つでも届けられたと思えるように意識しています。

ープライベートについて何か一つ教えてください。

観葉植物を育てているんですが、私の育て方がいいみたいで、すごく大きくなっているんです。もうどうしたらいいのか・・・と思うくらい(笑)。家がジャングルみたいになっています。いつか木に家をのっとられるかもしれないです。もしほしい方がいればお譲りしますし、剪定してくれる方を絶賛募集中です!

ー今の夢があれば、教えてください。

世界旅行にいきたいですね。行ったことがない国に行ってみたいです。限られた人生なので、広い世界を感じたり見たりしてみたいですし、新しい人に出会いたいです。世界を旅してたくさんの発見をしたいです。

ー未来にプロジェクトでご一緒するお客様に向けてメッセージを一言お願いします!

私は、人と人は出会うと化学反応が起きて凄いことができると信じています。だからこそ、新しい出会いをいつも期待しています。いつでもPeople Treesの扉を叩いてください!

《COO中谷から池田さんへ》

安希子さんを一言で表すと「向日葵」。いつも明るくエネルギーに溢れていて、周囲には自然と笑いと笑顔が溢れるチームのお母さん的な存在です。ちなみに私と池田さんは誕生日も大学の部活(アメリカンフットボール部)も一緒!同じ星のもとに生まれた最強コンビで、世界最高のチームPeople Treesを創りたい、そう思っています♪


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