![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/161939806/rectangle_large_type_2_a3184c41be69a148507c4f7b8c6922c0.jpeg?width=1200)
ピープル農場に実りの季節がやってきた!People「お米のおもちゃ」編part6『ピートラ』Vol.92
みなさま、こんにちは!
ピープル入社5年目、田んぼ大臣のかたぎりです。
今回は、約3カ月ほど前に特別版として短期連載をしておりました「お米のおもちゃ」編の続きのお話。
前回でいったん完結、、としておりましたが、この度”とあるトピック”をみなさまにお伝えしたく、久しぶりの復活です。
※これまでの連載記事はこちらから。
「ピープル農場」誕生秘話
今回みなさまにお伝えしたかった”とあるトピック”というのが、、
![](https://assets.st-note.com/img/1731634521-pECRXYQDMzU4Bgvt2ul9IrLc.jpg?width=1200)
今年もピープル農場で稲刈りをしてきました!
というご報告です。笑
もはや毎年の恒例行事となっているのですが、そもそもなんでおもちゃメーカーが農業をしているのかと疑問に思う方もいらっしゃるかと思います。
そんな方ににまず知っていただきたいのが、「ピープル農場」について。
ピープル農場とは、おもちゃメーカーであるピープルが新潟県南魚沼市に借りた田んぼのこと。
![](https://assets.st-note.com/img/1731623400-1zPNel8Ec2yumCr4gh3tMf6Q.jpg?width=1200)
2020年、お米のおもちゃシリーズ10周年の節目の年に生まれたこのピープル農場では、お米のおもちゃの原料となるお米を実際に栽培しています。
田んぼをやっているおもちゃメーカーなんて他にはないんじゃないかなと思いますが、ピープルにはお米を原料にしたおもちゃがあるが故、このプロジェクトが始まったわけです。
そしてこれは、原料の確保をしたかったからとか、品質を担保するためだとか、そういう理由ではなく、単に「お米という素材を扱うメーカーとして、お米についてもっと知りたい」という想いがきっかけでした。
でもそんな純粋な想いだけで、農業のノウハウなんて何一つないおもちゃメーカーが田んぼを始められるのかというと、そう簡単にはいきません。
ではなぜピープルには、それができたのか。
それはその想いに共感してくれた”協力者”がいたからでした。
想いをつないでくれた存在
ピープル農場、ひいてはお米のおもちゃの誕生を語るうえで最も欠かせない存在といっていいのが、原料であるお米由来のプラスチック「ライスレジン」の生みの親である「バイオマスレジンホールディングス」グループ(以下、「バイオマスさん」)のみなさま。
お米のおもちゃ開発時のエピソードは以前にも紹介しましたが、バイオマスさんとはその時からのお付き合いで、今では製造面だけでなくプロモーションや広報などでも様々お世話になっております。
中でも、ピープル農場発足以来、幾度となくそのお力をお貸ししてくださっているのがこちらの杉原さん。
![](https://assets.st-note.com/img/1731629333-q1yaGMgJTbnQxu2tXNBEWHv7.jpg?width=1200)
我々が「ピープル農場でこんなことをしたい!」と思ったら、杉原さんに相談するといつも実現に向けたアイデアをくださるとても頼もしいお方です!
ライスレジンを用いた製品は今では800種類ほどにまでのぼるそうで、その礎になったのがお米のおもちゃだと杉原さんはおっしゃいます。
ですが、我々としてはむしろ杉原さん含めたバイオマスさんのお力があったからこそ、お米のおもちゃが続けられているのだと感じています。
ピープル農場の誕生も、我々の想いに共感し、その想いを農家の方へとつないでくださったバイオマスさんがいなければ到底実現しえなかったことでしょう。
お米のプロフェッショナル
ピープル農場に欠かせない方が、もうおひと方。
それはピープル農場を管理してくださっている農家の高野さん。
![](https://assets.st-note.com/img/1731631586-sWExbqRKveaUtOZIPwdmV1nN.jpg?width=1200)
もともとは普通の食用米を栽培されていた高野さんですが、おもちゃの原料となる工業米を育てることも快く受け入れていただきました。
高野さんはお米作りに対してとことんストイックなお方。
毎年さまざまな道具や機材、手法を取り入れながらトライ&エラーを繰り返し、効率のいい育て方がないかなどを常に研究されているそうです。
我々が田んぼを使っておこなうイベントにもいつも協力的でいてくださり、農作業のやり方なども丁寧に教えてくださいます。
こんな素敵なお米のプロがピープル農場を管理してくださっていることは、我々にとって非常に心強く、ありがたいことです。
高野さんいわく、こういった用途でお米が使われることは農業全体が活気づく方向に向かうだろうとのこと。
農家の方ご自身がそういうふうに感じて、前向きに取り組んでくださっていることを我々も非常に嬉しく感じています。
ピープル農場の取り組みが結果的に、”お米の消費率低下”や”農家不足”、”耕作放棄地の増加”といった日本の農業問題にまでアプローチできたら、それほどいいことはないなと思っています。
想いが実って…
ここまでご紹介した通り、いやそれ以上に、ピープル農場というのは様々な方々のご協力があって実現しているプロジェクトであることがお分かりいただけたでしょうか。
そんな方々への想いも胸にしながら、冒頭でもお伝えした通り、ピープル農場では毎年田植えと稲刈りの季節にお米作りを体験しています。
参加するのは、ピープル社員だけでなく、その家族や子どもたち、さらにはメディアの方から販売店の方までと様々で、とにかく「お米が好き」「お米作りに興味がある」方なら大歓迎というスタンス。
そして今年は、社員とその子どもたち、そしてもちろん杉原さんと高野さんも一緒に稲刈りをしてきました!
その様子をまとめた動画ぜひご覧ください!
無事に実りを迎えたピープル農場の稲たち。
子どもたちと一緒に収穫したお米は来年おもちゃへと生まれ変わり、これから生まれてくる赤ちゃんたちのもとへと届く予定です。
来年はお米のおもちゃシリーズ15周年の節目の年であり、ピープル農場も5周年を迎えるタイミングなので、盛大に盛り上げていきたいと思います!
ピープル農場ではこの4年間様々な取り組みをしてきましたが、最初は数人の社員から始まり、少しずつ成長するように輪を広げていき、もうそろそろこのプロジェクト自体も実りを迎えられそうな気がしています。
その実は果たしてどんな形になるのか、今後もどうぞお楽しみに!
この「お米のおもちゃ」編の連載も不定期的に続けていければと思いますので、またお読みいただければ幸いです。
ここまでお読みいただきありがとうございました!
ピートラ「お米のおもちゃ」編 こちらもぜひご覧ください!
▶赤ちゃんに教わった事業のミライ。People「お米のおもちゃ」編part1『ピートラ』Vol.73
▶お米をおもちゃに変えた愛と狂気。People「お米のおもちゃ」編part2『ピートラ』Vol.74
▶お米のおもちゃで「なめる」を徹底調査!@赤ちゃん研究所 People「お米のおもちゃ」編part3『ピートラ』Vol.76
▶15年間、お米のおもちゃを育ててくれた恩人たち〜People「お米のおもちゃ」編part4『ピートラ』Vol.79
▶お米のおもちゃの歴史は、大河のように流れる。People「お米のおもちゃ」編part5『ピートラ』Vol.80