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子どもが田んぼからおもちゃを作る?!〜前編〜
田んぼからおもちゃを作る?
しかも子どもが?
、、どういうこと??
そんなハテナが生まれそうなタイトルですが、実は文字通りそのままの「子どもたちによる田んぼでのおもちゃ作り」が行われました。
この記事ではその全貌を詳しくお届けしようと思います。
ということで、はじめましての方もお久しぶりの方も、お読みいただきありがとうございます!
私、おもちゃメーカーピープル株式会社にて、”ピープル農場”プロモーション担当大臣(通称:田んぼ大臣)を務めております、入社4年目の社員です。
これまでの記事を読んでいただいた方には説明不要かもしれませんが、”ピープル農場”とは、おもちゃメーカーのピープルが借りている田んぼのこと。
そしてこのnoteではそんな”ピープル農場”の情報を絶賛お届け中。
「おもちゃメーカーがなぜ田んぼを?」と思われた方は、ぜひ過去の記事から。
過去記事から読むほどではないという方も、わからないままでもなんとか読めます。どうぞ先へお進みください。
とある曇りの日
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5月の暮れ、もう梅雨の時期が目前に迫っていました。
その日は曇り空で、一部では雨の予報もでていましたが、我々の不安は杞憂に終わります。
空一面を覆う雲は雨を降らせることはなく、それどころか日差しを遮り、暑さから我々を守ってくれているようでした。
快晴の空、とはいきませんでしたが、むしろ、これから「とあること」をしようという我々にとっては恵まれた天候だったのです。
田んぼですることは
![](https://assets.st-note.com/img/1690148037088-PaTlxK0B3W.jpg?width=1200)
我々がやってきたのは、新潟県南魚沼市にある”ピープル農場”。
おもちゃメーカーであるピープルが借りている、実際にお米を育てている田んぼです。
この”ピープル農場”のプロジェクトがスタートしたのは今から3年以上前のこと。
ピープルのベビートイ”お米のおもちゃ”シリーズ開発者の「原料であるお米について、もっと知りたい!」という思いをきっかけに、「じゃあ田んぼを借りよう!」ということで始まりました。
(ものすごく短絡的に思えますが、ほぼ事実ありのままの経緯です、、)
そうして始まった”ピープル農場”でしたが、これまではコロナウイルスの影響により、現地でなにかイベントごとを起こすのはもってのほか、現地に行くことさえもなかなか難しい状況にありました。
そんな中、去年になってようやく社員数名で現地を訪問することができ、春の田植えと秋の稲刈りを体験することができたのでした。
(その模様、詳しくは以下の記事から。)
そして迎えた今年の田植えの季節。
今年は"ピープル農場"を活かして、「なにかイベントをするぞ!」という気持ちが社員の中で高まっていました。
というのも、さまざま理由がありまして。
まず一つが、先ほどお伝えした"ピープル農場"ができたきっかけである「原料であるお米について、もっと知りたい!」という思い。
去年初めて現地での農作業を体験したことで、お米のことを詳しく知ることができたのはもちろん、そこから、商品開発のアイデアに活かせたり、商品の魅力をよりわかりやすくお伝えできたり、商品への愛着が増したり、関わる方々への感謝に改めて気づけたりと、さまさまな恩恵を授かることができました。
このお米について知りたいという思いを絶やさず、もっと深めていくためには、去年と同じような形では新しい刺激が生まれないだろうと考えました。また、こんな貴重な体験を社員数名にとどめておくのは勿体無いな、と。
そこで今年は、たくさんの社員、いやさらには社員以外も巻き込んでお米を知るためのイベントを開いてしまおうと考えたのです。
二つ目の理由は、ピープルが会社として掲げるパーパス「子どもの好奇心がはじける瞬間をつくりたい!」。
この言葉を指針にピープルの企業活動はおこなわれています。
これまで子どもを観察し研究することで子どもの好きをおもちゃにしてきたピープルからするに、この”ピープル農場”でできる体験は、おもちゃという形ではなくとも子どもたちの好奇心がはじける瞬間を生み出すに違いない、という確信がありました。
そこで今回は、社員の家族の子どもたちも”ピープル農場”に大集合して、子どもたちが参加できるイベントにしよう、ということに。
そして最後、三つ目の理由は、”ピープル農場”の活動をもっと広く知ってほしかったから。
去年人生で初めて田んぼに入ってみてわかったのですが、自分の手で苗を植えるのって結構楽しいんです。
普段の生活では味わえない非日常感だったり、慣れてくると気持ちの良い泥の感触だったり、だんだんと自分で植えた苗で田んぼが埋まっていく達成感だったり、いろいろな要因があると思いますが、田植えは大人も子どもも楽しめるなかなかのコンテンツです。
しかも"ピープル農場"でできる田植えは他とはひと味違います。
このおもしろコンテンツ、なるべくたくさんの人に体験してもらいたい。
そのために、数人でこじんまりとやるよりも、大々的にやってみて、まずは気付いておもしろがってくれる人を増やしてみようと思いました。
そうすることで、これからたくさんの人を巻き込んでいくための一歩目にしよう、と。
そんなこんなで今年の"ピープル農場"では、社員やその家族などなど、あわせて総勢33名(うち子ども11名)が参加する、大人も子どももみんなで田植えを楽しめるイベントをおこなうこととなりました。
、、さぁそうして"ピープル農場"に集った我々ですが、これから田んぼに入ってひとつひとつ手で苗を植えていくという、なかなかの体力仕事が待っています。
そんなときに雨でびしょぬれになるのも、日差しに照り付けられるのも大ダメージ、、本当に曇りでよかった。
ひと味違う田植え体験
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ここまでお読みいただいた方はもうすでに、この記事のタイトルの意味をご理解いただけたでしょうか?
「子どもが田んぼからおもちゃを作る」
このイベントは、単に子どもたちを巻き込んで田植えを体験した、というだけでなく、実は「おもちゃを作る」ことにつながっているんです。
それこそが”ピープル農場”でできる田植えが他とはひと味違うポイント。
そして我々おもちゃメーカーが主催するイベントならではの価値。
過去の記事では何度もお伝えしていますし、読んでいなくても察していただけたかもしれませんが、この”ピープル農場”で獲れるお米、実は実際に”お米のおもちゃ”の原料として使われているんです。
(お米がおもちゃになるまでの詳しい過程は以下の記事から。)
農業とおもちゃ。
一見結びつかない両者ですが、この”ピープル農場”でのお米作りはおもちゃ作りの一環でもあるといえるのです。
今回子どもたちが植える苗も、やがて育ち、おもちゃとなり、赤ちゃんたちのもとへと届いていきます。
子どもたちが一生懸命植えて愛情こもったお米が、また別の子どもたちの好奇心を満たすおもちゃになっていくという、この子どもたちの好奇心が巡っていくようなサイクルに、先ほどお伝えしたようなパーパスを掲げているおもちゃメーカー社員としては、なんだか胸が熱くなるような気持ちになってしまいます。
さぁそれでは、そんな子どもたちを巻き込んだ田植え体験は果たしてどのようなものとなったのか。
このままお伝えしたいところですが、今回はここまで。
また次回の記事でご紹介させていただきます。
ここまでお読みいただいた方々ありがとうございました!
ぜひとも次回の記事をお楽しみに!
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