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おもちゃメーカーなのにどうして田んぼ?
みなさまはじめまして!
私、おもちゃメーカーピープル株式会社にて、”ピープル農場”プロモーション担当大臣を務めております、入社3年目の社員です。
この度、私たちの活動の記録のため、そしてそれをみなさまに知っていただき少しでも楽しんでいただければと思い、”ピープル農場”のnoteを開設させていただきました!
こちらのnoteでは、”ピープル農場”の成長の様子や、そこで行われるイベントの記録を、素敵な田園風景の写真とともにみなさまにお届けしていきます。
まずそもそもですが、「”ピープル農場”って何??」という方が多いかと思います。
”ピープル農場”とは「おもちゃメーカーピープルが新潟県南魚沼市に借りた田んぼ」のことで、実際にお米の栽培がされています。
「おもちゃメーカーがなぜ田んぼを??」と不思議に思われるかもしれません。
今回はその理由も含め、”ピープル農場”とは何か、そして私が務めるプロモーション担当大臣(?)はいったい何をしているのかも交えて、ご紹介していきたいと思います!
まずはじめに”お米のおもちゃ”について
”ピープル農場”をご紹介するうえで、まずはじめに知っていただきたいのが、発売から10年以上で累計ユーザー数100万人を突破した、ピープルのロングセラー商品”お米のおもちゃ”シリーズ。
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この商品はその名前の通り、原料にお米を使っていて、実際ににおいをかぐとほんのりお米のにおいがするんです。
自然由来の素材からできていて、原料も製造もすべて国産という安心感から、なんでもなめちゃう赤ちゃんのためのおもちゃとしてたくさんの方に選ばれてきました。
原料として使われるお米は、米菓などの製造過程で排出される米粉や、精米時に発生する砕米など、食用にはならず廃棄されるはずだったもの。
そして、”ピープル農場”で収穫されるお米も”お米のおもちゃ”の原料として現在使われています。
(原料のお米は”ライスレジン®”というお米由来のバイオマスプラスチックとなり、それが”お米のおもちゃ”へとかわっていくのですが、このあたりのことはまた別の記事で詳しくご紹介したいと思います。)
では、「”ピープル農場”は、”お米のおもちゃ”の原料を確保するために生まれたのか??」といわれると、そういうわけではありません。
「安心・安全追及のために原料管理がしたかったから??」というのも違います。
もともとは、”ピープル農場”で獲れたお米を原料として使うつもりはありませんでした。
”ピープル農場”が生まれたきっかけ、それは開発担当者のこんな思いからでした。
「”お米のおもちゃ”シリーズをつくるものとして、お米についてもっと詳しくなりたい。」
”ピープル農場”が生まれた理由
![](https://assets.st-note.com/img/1654573223760-QBO2EreQ2J.png?width=1200)
”お米のおもちゃ”シリーズ発売から10周年を迎えた節目の2020年、「原料のお米のことをもっと詳しく知りたい」というピープルの思いと、「自分たちの愛する田んぼや作物に興味を持って活用してほしい」という農家の方の思いが出会い、”ピープル農場”が実現したのでした。
”ピープル農場”プロジェクト発足当時、私はまだ入社前だったので、リアルタイムでは立ち上げに携わっておらず、入社後、突如プロモーション担当大臣というその場で作ったであろう役職(というかもはやただのあだ名。)をつきつけられ、活用を命じられました。
そして発足の経緯を聞いて、思いました。
「お米について詳しく知りたかったから田んぼを借りた。」、、めちゃくちゃシンプルな理由でなかなか壮大なことをするな、と。
これまでの”ピープル農場”
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そんなきっかけで始まった”ピープル農場”と私の大臣仕事ですが、最初から大きな壁にぶつかります。
”ピープル農場”があるのは新潟県南魚沼市の八海山のふもと。
日本有数の米どころとして知られ、先ほど少しだけご紹介した”ライスレジン®”の工場も新潟にあります。
お米を育てる環境としては申し分ないんですが、一つ問題がありました。
それは東京から遠いことです。
”ピープル農場”がスタートした時期、それは新型コロナウイルスが蔓延しだした時期でもありました。
コロナの影響で、東京にいるピープル社員は”ピープル農場”に行くことすら難しい状況になってしまったのです。
そんな中大臣としておこなった最初の仕事が、”お米のおもちゃ”シンボルキャラクターである”コメちゃん”の人形を新潟に派遣することでした。
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現地の方に”コメちゃん”人形をお預けし、社員の代わりに田んぼの様子をリポートしてもらいました。
稲刈りが終わった秋のころには、”ピープル農場”の看板を設置しました。
![](https://assets.st-note.com/img/1654577352988-cUxM4fBtBG.jpg?width=1200)
そうやって、現地に直接行けないながらも、お米が育っていく過程を写真や動画で体感し発信して、お米への理解を少しづつ深めようと、”ピープル農場”の活用を模索したのでした。
収穫したお米を”お米のおもちゃ”の原料に使用するのも、現地に行けない状況の中で考えた、一つの活用法でした。
ただやはり、お米についての理解をもっと深めるためには、直接この目で見てみたいという思いがありました。
しかし発足から2年間ピープル社員が”ピープル農場”に行くことは叶わなかったのでした。
これからの”ピープル農場”
![](https://assets.st-note.com/img/1654579553836-eku327s5Gt.jpg?width=1200)
2年間直接足を運ぶことができなかったわけですが、実は今年、私を含めたピープル社員数名で初めて”ピープル農場”を訪れることができました!(感染状況を考慮した上で、最少人数での訪問は可能と判断しました。)
ようやく目の当たりにすることができた感動に加え、田植え体験や、”ライスレジン®”の工場見学をしたりと、貴重な経験をすることができましたので、その様子はまた次回以降の記事で詳しくご紹介させていただければと思います!
これまで直接訪れることすら叶わなかった”ピープル農場”。
ですが、今年は今までとは違う形でさまざまな取り組みができそうです。
それでも「お米についてもっと知りたい」というもともとの動機は変わりません。
そんなシンプルな理由だけで、やっていていいのかなと思うこともありますが、そのくらいの方がモチベーションも上がるし、個人的には気も楽で。
そしてなにより、その延長線上で、誰かが楽しめるものだったり、何かの役に立ったりすることにつながればいいなと思っています。
こうしてnoteを書くことも、そういう感じです。
これから、”ピープル農場”の楽しい情報をどんどん発信していきたいと思います!
ここまでお読みいただきありがとうございました!
次回は田植え体験の様子をお届けします!