GINZA 1月号 Brand New! Ladies' Style とアップデートレディ
GINZAは編集長が変わってテイストが変遷しても割と好きな雑誌のひとつだ。いつも尖って挑戦的。日々にマンネリを感じた時にGINZAに刺激を受けることが多いなぁと感じる。そして、2018年も年の瀬を迎え、2019年のことが気になっている今日このごろ、デジタルマガジンではなく書店にならぶ「GINZA 1月号 Brand New! Ladies' Style」を手に取った。サブタイトルは「変わらず好きなものも、アップデートするのがレディです。」
媒体資料によるとGINZAの読者層は、25〜29歳がボリュームゾーンで32.4%(40〜44歳は1.4%!)、読者年収のボリュームゾーンは400万〜700万27.7%、次が1000万以上25.6%というデータ。 レディね。29歳で年収700万、青山・表参道でお買い物する上場企業もしくはメガベンチャーの会社員、確かにレディかな。
そんなレディのためのBRAND NEW TREND2019はおもしろかった。アジアのアーティストや、韓国文学、ロースキン、サブスクリプションなど、細かいネタが盛りだくさんで1.4%の40代にとっても学びの多いコンテンツだった!
「変わらず好きなものも、アップデートするのがレディ」というサブタイトルを見て、先日の新規事業立ち上げ会議のワンシーンを思い出した。
「夢を追うのか、収益を追うのか、どちらかはっきりさせてください。このままじゃ前に進めません」
まさに”およそレディにあてはまる人物”の発言だった。たじたじになっていたのは50代男性社員。
ちょっと前なら「仕事とわたしとどっちが大事なの!?」というセリフがあったけど、もう”仕事”と”わたし”はレディにとってもはや対立構造ではなく、同義になっていて、むしろ「夢と売上どっちが大事なの!?」とすらすら言えるようになっているのだ。確かにアップデートしてる…。他力ではなく、自力で道を切り開くレディが増えている。仕事が好きなレディが増えている。いいことだ。ただ、そこに感情が込められすぎていたのがちょっと残念だけど。気が張る年代なんだよねレディって。もうちょっと年齢を重ねると”夢”と”売上”も対立構造ではないんだと気づくんだけどね。
彼女もあったかいクリスマスの予感を感じているといいなと祈りつつ、100%ユニクロに包まれている2018年の12月23日午前3時。
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