花𠮷牡丹

本を読んで、違う世界を体験することが好き。本を読むために出かけて、外で読むのも好き。旅行には必ず本を持って行く。夢中で読んでしまうような本に出会った時に、いろんな人にその本を紹介したいと思うようになったので、noteを開設しました。

花𠮷牡丹

本を読んで、違う世界を体験することが好き。本を読むために出かけて、外で読むのも好き。旅行には必ず本を持って行く。夢中で読んでしまうような本に出会った時に、いろんな人にその本を紹介したいと思うようになったので、noteを開設しました。

最近の記事

幸福になって、不幸になって、慌ただしい

大人になると、はっきりとものを言うのが怖いときがある。 ひとつの気持ちを伝えるのも戸惑うことがある。そのひとことが波紋を呼ぶときもある。時に、誰かを幸福にしながら、他方では誰かを傷つけることにもなりえる。はっきり言えないこともまた多い。 でも、なにも発言できなくなったらどうなるのだろう。精神の健康は保たれるのだろうか。その体験を綴った1冊がある。 「小保方晴子日記」。まさに、タイトルのひとこそ、世間から発言を奪われた人のひとりだ。 STAP細胞はあります。 という、あまり

    • GINZA 1月号 Brand New! Ladies' Style とアップデートレディ

      GINZAは編集長が変わってテイストが変遷しても割と好きな雑誌のひとつだ。いつも尖って挑戦的。日々にマンネリを感じた時にGINZAに刺激を受けることが多いなぁと感じる。そして、2018年も年の瀬を迎え、2019年のことが気になっている今日このごろ、デジタルマガジンではなく書店にならぶ「GINZA 1月号 Brand New! Ladies' Style」を手に取った。サブタイトルは「変わらず好きなものも、アップデートするのがレディです。」 媒体資料によるとGINZAの読者層

      • AI と i のはざまで、ひとはどこに向かうのか

        子供の頃、ふと誰かに言われた一言が、数年たっても頭から離れないことがある。ずっと気になって仕方がない、というのではなく、ふとしたときに、やっぱり気になるというような。 私の場合は「あんたは愛想がないわ」という母の一言だった。普段から愛想がないわけではなくて、例えば誰かが買ってきてくれたお土産があんまり気に入らなかった時や、友達の家で出してくれたおやつが好きなものじゃなかった時に、すぐ顔に出る…。面倒だなと思った時も、顔に出る…。挙げ句の果てには、お年玉のぽち袋に入っている金

        • 本を読んで、偶然が重なった時、ぱぁっと広がるよね。

          子供の頃から、たくさんの本を読んできた。 特に、小学4年から3年間担任してくれた先生の提案「100冊マラソン」を3年間達成した経験のお陰で、早く本を読むことができるようになった。 大人になってずいぶん経った今もそれは変わらず、じっくり読みこむ、というより、自己流速読に近いような感覚で読みながら、常に何冊か読みかけの本があるという多読タイプ。 ジャンルもさまざま。仕事で使う広告、マーケティング、思考をはじめ、小説、ノンフィクション、新書、エッセイ、戯曲、歴史、宗教、経済、文