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四季折々の風景

お便りするのは、気軽だからはがきを選ぶことが多い。絵柄には少々こだわる。イラストレーター“ひらいみも”さんのはがきを見つけて以来、よく使っている。いろんな季節や場所の景色の作品が多くて、送りたい人のイメージにぴったりの雰囲気のが見つかるのだ。先週みもさんの個展があったので、原画を堪能しはがきの在庫補充をした(頑張って厳選してしまったけれど、その後緊急事態宣言が発令されることがわかっていればもう少し甘いジャッジで手札を増やしておけばよかったかも、とちょっぴり悔やむ)。

その後、さっそく送ったのは2通。

1通は引っ越したばかりの友人Aへ。新居がバラで有名な街なので、バラの景色のイラストのはがきを選ぶ。引っ越し祝いに明るい彼女にぴったりの手ぬぐいを見つけたので、“かまわぬ”の手ぬぐい封筒に入れて。

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もう1通は、一番はがきのやり取りの多い友人Mに。彼女からも、みもさんのはがきを何度かもらっていたから、今回の個展のことを知らせてあった。そうしたら私に先んじて個展を見て、その報告をはがきで送ってくれていたのだ。返信にはパンジーの絵柄を選ぶ。

会いたい人に会いたいときになかなか会えないから、お便りを送っている。けれど、緊急事態宣言下は、郵便もあまり頻繁に送るべきではないだろう。ゴールデンウィークで郵便局も休みがあるし、今回も少しの間我慢しようと思う。やっぱりみもさんのはがきをもう少し買っておくべきだった。家でしばし鑑賞して楽しむために。自宅に小さな段ボールがいっぱいになるくらいの絵葉書を、奥にしまいっぱなしにしていた気がする。ゴールデンウィークに探してみようかな。

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