[地方移住]空き家バンクで見つけた築70年、空き家歴約30年の物件に住んでみた
空き家バンクで見つけたボロボロの古民家に住んだ時の話。
(現在は脱出し、沖縄のきれいな古民家で暮らしています)
地方移住・住宅購入で100万円って話題になっていましたね!
地方に住んで安い家を買う、家賃を考えれば堅実でいい選択肢だと思います。
ボロ家を買って、DIYしながら暮らしていく、夢があって素敵です。
田舎暮らし・DIYに憧れている方に、気をつけるポイントをお知らせしたくてこのnoteを書くことにしました。
皆さんがステキな移住ライフを送れますように。
気をつけるポイント①空き家歴
これは本当に重要なポイントです。
空き家はメンテナンスしなければ、どんどん傷んでいきます。
自分たちでDIYすればいいと思っている方も、そう甘くはありません。
空き家歴が長ければ直すところも多い、雑巾で拭いても拭いても汚れが取れない、虫の出現率がハンパない(人間が住んでいなかった期間は虫の家だったのだから仕方ない)です。
どんな空き家だったのか
・母屋築70年、離れ築30年くらい
・空き家歴、約30年
・空き家の手入れほぼなし
・トイレはボットン、離れのトイレしか使えない
・風呂は薪風呂
・家のあらゆるところが穴だらけ
・離れまでの通路が壊れていて危険
まさに廃墟という言葉がふさわしい存在です。
天井には穴多数。柱が腐っていて、地震が来たら家が崩れそう。
友人に築70年、空き家歴30年の家に住もうと思うんだけどと相談されれば、私は間違いなくこう言います。
「やめとけ」
特に、私たちの場合は賃貸というのがよくなかったと思います。なにが嫌って、持ち主が管理せず、ボロボロになった家を家賃を払いながら、掃除することに腹が立ってくるからです。
これが購入だったり、家賃がタダだったらまだやる気も出ます!
DIYは自腹。約2カ月、家族全員で掃除の日々。
時給換算で考えると家賃20万円以上の計算に…
その地域に馴染むかどうか確かめるためには、賃貸でのお試し移住はおすすめです。
気をつけるポイント②夫婦の話し合い
夫婦の話し合いはしっかりしましたか?片方の意見だけで押し切ってきませんか?夫婦の価値観が合わなければ地方移住はうまくいきません。
わが家は3カ月だけのお試し移住だと言われ住み始め、結果的に約1年半の居住となりました。築70年の古民家は、虫嫌いに私からしたら地獄の日々。
さらにこどもがいる場合、古い家は危険がいっぱいで安心できません。
なんで人が管理しなくて、積み重なった汚れをなぜ家賃を払いながら掃除しなきゃいけないんだ。ぼっとんトイレ、マジ無理。薪風呂沸かすのに2時間必要。休みの日は薪確保。天井は穴だらけ、さらにムカデが落ちてくる。家の中でマイナス8度。寒すぎて、冷蔵庫も洗濯機も動かない。
などなど不満が溜まり、負の連鎖に陥ります。
家のクオリティが低い
↓
ゴリ押しでこの家に住むことにした旦那さんを恨む
↓
こんなクオリティが低い家を紹介した空き家バンクを恨む
ある程度経てば慣れましたが、できる限り家にいたくない日々で、笑顔で楽しい地方移住からかけ離れていました。
空き家歴約30年の家に住めるか?
改修しなければ住めません。
この家にずっと住むぞという覚悟を持つ人でなければ、大改修できないため家のクオリティが向上しません。
特に水回りの不便は致命的。ボロボロの古民家から脱出し、水をひねるだけでお湯が出る生活には涙が出そうなほど感動しました。
地方でも、都会でも、家族が笑顔で過ごせる場所で生活できればいいですね!
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