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マイクがハウった!!さてどうする!?

おはようございます!大塚店早川です!

今日はスタジオ内でマイクがハウリングを起こしてしまった時の対処法をいくつかご紹介しようと思います!少し長いですが、良ければお付き合いください!

そもそもハウリングとは?

普段皆さんが入っているスタジオでは、まずマイクが拾った信号をアンプ(ミキサー)で増幅し、それをスピーカーから出力してます。その時にスピーカーから出た音をマイクがまた拾ってしまい、その音をまたアンプが増幅しスピーカーから出力、そして音をまたマイクが拾ってそれをアンプが増幅しそれをスピーカーが.......キーーーーン!!!!

このように音が無限に増幅され続けてしまう現象のことをハウリング、またはフィードバックと言います。

ギターで起きる場合のハウリングも同じ原理ですね、マイクに該当するのがピックアップで、アンプとスピーカーはそのまま文字通り。ギターの場合はカッコいいし、奏法の一つとしても確立しているものですがマイクの場合は別!ただただ不快なだけです!

そんな厄介なハウリングを解消する方法を3つご紹介します!


1.マイクの向きを変える

ハウリングはマイクがスピーカーの音を拾ってしまい起こる現象です。

マイクには指向性といって、どの方向からの音を拾うかというのがある程度決められています。なので、シンプルにマイクの向きを変えるだけでハウリングが解消されることも多いです!

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このようにスピーカーに向かってマイクを立てるのではなく、

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歌うときに自分がスピーカーと向かい合うようにセッティングすることでハウリングをある程度防ぐことが出来ます!


2.ハウリングを起こしている帯域をカットする

お次はちょっとだけ専門的な話になります。

ハウリングが起こっているとき、どんな音が鳴っていますか?

ブーーーーーーンという暴れるような低音

キーーーーーーンという耳に痛い高音

この2パターンがほとんどかと思います。

それぞれ低音、高音がハウリングを起こしているのですが、その帯域をミキサーで削ってあげることで解消することが出来ます!

こんな感じでスタジオに常設されているミキサーの、

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各チャンネルについているEQ

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その中でも今回は真ん中のMIDを使います。

MIDのみツマミが2つに分かれていますが、これは上段のフリケンシーで「どの帯域を」、下段のツマミで「どれくらい」上げ下げするのかを決めるものです。

低音がハウっている場合はこのように

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ミドルの低いところ(ローミッド)を少し削り、高音がハウっている時は

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ミドルの高いところ(ハイミッド)を削ることでハウリングを解消出来ます!

今回は分かりやすく例としてローミッド、ハイミッド共に振り切った帯域を削っていますが、部屋の鳴り方によってハウリングする帯域は違います!実際にハウリングをしてしまった時はフリケンシーを動かして対応してみてください!

また、マイクをミキサーにつなぐ時は基本的に、COMPツマミとGAINツマミの間にある√80のようなボタン

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こちらをオンにしておきましょう!これはハイパスといって、ハイ(高音)をパス(通過させる)、つまりはローをカットしてくれるボタンです!このボタンの場合は80Hz以下をカットしてくれます。

ごく一般的なジャンルの場合、この80Hz以下というのはボーカルには不要な帯域です!特殊なジャンル(声に低音を必要とするジャンル)以外の時はオンにしておいた方が低音のハウリングを防げるし、自分の声も聴きやすくなります!逆にキーボードなどを繋ぐ時は、オンにしてしまうと音がスカスカになってしまうので注意です!


3.バンド全体の音量を下げる

それでもやっぱりハウってしまう......。

そんな時は大人しくバンド全体の音量を下げましょう!ボーカルの声量には限度があります。バンドはあくまで合奏であり、一人で演奏するものではありません。譲り合いの心が大切です!

ギター、ベースはアンプのツマミを下げ、ドラムは加減して叩く、もしくは養生テープやリングミュートを使って、叩き方はなるべくそのままで音量を下げましょう!ドラムをミュートすると、今までと比べてリズムが点で聞こえるようになり、今まで気付けなかったちょっとしたズレに気付けたりも!


以上です!途中ちょっと突っ込んだ内容にもなりましたが、知っておいて損はない知識だと思うので、記憶の片隅にでも置いておいてもらえると嬉しいです!

長くなりましたがお付き合い頂きありがとうございました!また次の記事でお会いしましょう!


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