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23. 大学院受験の勉強方法【大学院の話】


私の書いているnote記事で1, 2を争うほど多くの方に見ていただいている記事は、2本目に書いた「大学院って結局何することなん?」です。
前回記事でも触れましたが、大学院のことについて書いている情報ってニーズが一定数あります。
大学からそのまま進学される方もいらっしゃいますし、社会人の方が専門的な知見を深めるために進学することもあります。つまり、「大学院進学」は多くの世代の方に開かれた選択肢です。


専門分野が異なっても、大学院進学は可能!?

さて、私は大学時代「異文化理解」や「外交」について学んでいました。また、卒論では「経験学習」について執筆していたので、大学時代から学際的な立場(さまざまな学問の知見に触れること)を取ってきました。

しかし、現在在籍している大学院では「経営学」について研究しています。
より具体的に触れると、「人的資源管理論」や「経営組織論」、「組織行動論」、「コミュニティ」など、「ヒト」に関することについて研究しています。

そう。大学時代とガラッと専門を変えました!

「専門を変えるなんて、そういうことができるんですか」と時たま聞かれますが、できるんです。実際にした人がここにいます。

もちろん、内部進学した人や他大学で同じ分野を選考していた人の方が圧倒的に多いです。ただ、「専門分野に関する一定の知識」と「研究テーマとリサーチプロポーザル」があれば、大学院に進学することができますし、その2つをお持ちの方はぜひ院進学も考えて欲しいなと思ったりします!


大学院受験に向けて準備するもの

大学院に進学するにあたって、次のものを準備しました。
①「基礎〇〇」が題名になっているテキスト(2冊)
②中級レベルのテキスト(2冊)
③その分野の研究の世界で名著と呼ばれるテキスト(2冊)
④Microsoft APP「One Note」

まず、「基礎〇〇」がついたテキストを2冊準備してください。
できれば、行きたい大学院の学部のシラバスを参照し、教科書のテキストが何であるのかを調べ、それをまず読んでください
そして、もう一冊、自分がわかりやすいと思えるテキストも購入すると良いと思います。

一般的に「基礎〇〇」とついたテキストはその分野の概論について一通り書かれているので、まずはこの2冊でその分野の大まかな要素を掴んでください。

私は経営学の大学院に進学したのですが、まずは以下のようなテキストをまず最初に読んでいました。

「1からの経営学」

「基本経営学」(こっちはちょっと難しいかも)


その分野の大まかな姿について理解したのちは、専門的な知識を深めていきました。いわゆる中級テキストを読んで、理解を深めていきましょう。

単に経営学などひと学問といっても、経営組織論や経営戦略論など、専門は多岐に渡ります。
私の場合は、大学院で「ヒト」に関する学問について研究する意思があった上に、入試ではその分野の出題が中心ということがわかっていたので、人的資源管理論や経営組織論について理解を深めました。

専門的な文献を読み進めていくときに、「どのような時代感で研究が進んだのか」を掴むことが大切です。
中級テキストからは、著名な研究者やその成果が詳しく記載されています。

研究がどのような経緯で行われ、どのようなことがわかり、どのような未来につながっていったのかについて掴むことによって、もちろん院試の対策にもなりますし、研究するときに「自分がどこを研究したいのか」知る要因にもつながります

経営組織論や経営管理論について理解を深めるために、私はこのテキストを読み込んでいました。

「よくわかる経営管理」

「Hatch組織論 -3つのパースペクティブ」


テキストを読み込む際に意識すること

院試対策を行うにあたって、2つのことを意識して読み込んでいました。
①キーワードとページ数を覚える
②キーワードに関する情報を自分なりに整理して覚える

まずは、キーワードとページ数を関連づけることを意識すると良いなと思います。
例えば「マズローの欲求階層説」は64ページの右上にどのような感じで載っているのかについて覚えることができると、そのキーワードが必要とされたときに、テキストの景色と共に理解することができます

この感覚を会得できるようになると、研究で資料を探しているときや、何か質問されたときにも、すぐに答えやヒントが出てくるようになります

また、キーワードについて俯瞰的に理解できるようになるために、OneNoteにテキストのノートを取るようにしています。

キャンバスノートに書くのではなく、パソコンにまとめる理由としては、「必要なときに検索しやすい」ことと「時間の節約になる」ことが挙げられます。

OneNoteはMicrosoftのソフトなんですが、無料で使えますし、スマホやiPadでも見ることができるので、利便性という面でもおすすめです!


大学院受験に向けた勉強時間と集中力を維持する方法

大学院受験の対策では、1年間ほぼ毎日5時間くらい時間をかけていました。もちろん、5時間に満たない日も存在はしましたが、とにかく向き合う癖をつけるようにしました。

この姿勢はとても大切で、大学院では1日14時間研究にあたる日もありました。なので、大学院に入る前から集中力を見出す力をつけておくという意味でも、毎日勉強に向き合うことをお勧めします。

集中力を見出すためには、「何をすれば自分自身がスイッチが入るのか」を追求することが大切です。「環境を整える」ということです。

私は、集中する前にこんな環境を準備します。
・コーヒーを豆から淹れる
・スタバか無印のBGMを流す
・90分に一度、休憩を行う(BGMが90分だとなお良し)
・MTGを定期的に入れる
・飴ちゃんやガム、ミンティアを机の横に置いておく
・ブルーライトカットメガネをつける
・メモ帳を横に置いておく

自分にどのような環境が必要かは常に意識しながら取り組んでいます。
ぜひ、継続力や集中力を身につけつつ、大学院進学に向けて勉強に取り組んでいただければと思います。応援しています。
(お困りの際はお声がけください!)

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