ぺんたん

ぺんたん

最近の記事

「母親を陰謀論で失った」 発売しました

最初にノートを書いたきっかけは「自分の想いを吐き出したい」だけでした。 そこからモチベーションは「この問題で苦悩してる多くの人の想いを可視化したい」に変わりました。 本日、KADOKAWA様より無事発売を迎えました。 近しい人が陰謀論(特にコロナ系)にハマって辛いという想いをしてる人の心が少しでも軽くなりますように。 https://www.amazon.co.jp/母親を陰謀論で失った-シリーズ立ち行かないわたしたち-ぺんたん/dp/4046819464

    • 『母親を陰謀論で失った』試し読み連載開始

      2月16日発売『母親を陰謀論で失った』 Buzzfeed Japanにて試し読み連載開始しました!2/26まで、毎日21時ごろ更新予定です。無料ですので是非ご覧ください。 陰謀論やデマ情報、極端な思想などで悩む人に少しでも光が当たれば良いなと思います。 【第1話】田舎の母から送られてきた「コロナは茶番」動画。“目覚めた”母の言動は徐々にエスカレートし… 続きはこちら↓ https://buzzfeed.com/jp/buzzbunko/hahaoya-ga-inboro

      • 「陰謀論で母親を失った」 書籍化します

        2020年、母親が連日LINEで送ってくる「真実」に悩んでいました。 自分の想いを吐き出すつもりで書いた「母親を陰謀論で失った」が、このたびKADOKAWA様から2月16日に書籍化されることとなりました。 自分の悩みを発信するなかで、世の中には私と似た経験をした、もしくは現在進行形でしている方が沢山いることを知りました。 大切な人との関係に悩んでいる方が、なんらかのヒントや気づきを得るきっかけに この本がなれるのであれば、とても嬉しいです。 <アーカイブ> 第1話:

        • 親の陰謀論で苦しむ子供たち(17歳コトさんのケース)

          “自由な選択が与えられない関係を、愛と呼んではいけない” M Scott Peck 「母親を陰謀論で失った」を書いて以来、Buzz Feed Japan様で記事にして頂くなどの機会も頂け、いろんな人のお話をお伺いすることができた。 「いまの私と父親がまったく同じ状況だ」、「友人がスピリチュアル系陰謀論を話すようになり困惑している」、「配偶者が子供に反ワクチンを説いている」など。 その中でも特に難しいと感じたケースが、「親の陰謀論で苦しむ子供たち」だ。 20歳を超えれば

          Buzz Feed Japan様に記事にしていただきました

          Buzz Feed Japan様、ありがとうございます。 埋もれてしまうような小さな声を拾いあげ、このように広げてくださることは、メディアの力であると信じています。 誠実に私の話を聞いてくださり、私の発言を「ほぼそのまま」記事にしてくださった籏智記者には潔いジャーナリズム魂を感じました。 Yahoo!ニュース様でも取り上げてくださり、恐縮です。有難うございます。 ひとりでも多くの似た経験をしている人のためになることを願います。 願わくば、わたしの母のような人にもこの

          Buzz Feed Japan様に記事にしていただきました

          母親を陰謀論から救い出した(ハナさんのケース)

          「母親を陰謀論で失った」  つい最近まで、ハナさんもそう感じていた。 ハナさんは都内で勤める女性だ。 「三浦春馬は他殺」、「トランプ復活」、「緊急放送」などの陰謀論を語る母と、今年の2月頃から絶縁状態だった。 しかし、ある出来事をきっかけに母親と元の関係に戻ることができた。陰謀論の沼から母親を救い出すことができたのだ。 「今週末、久しぶりに実家に帰るんです!」嬉しそうに語るハナさんのお話を、「いつか俺も母親とこうなれるかな・・・」と思いながら聞いた。 異変「わたしのお母

          母親を陰謀論から救い出した(ハナさんのケース)

          母親と陰謀論を受けて入れて生きていく(ケヤキさんのケース)

          「母親を陰謀論で失った」の前編・後編の反響が大きくて驚いている Twitterでモニタリングしてるのだが、多くの方から同情的なコメントがあった。心が温かくなる。それと同時に背筋が冷たくなるようなコメントも沢山あった。 「私の妻がまったく同じ状況だ」 「友人がこうなってしまっている」 「祖父が同じことを言っていた」 この問題がどれだけ深刻なもので、どれだけ多くの人が影響を受けているのかを改めて知った。 「一人で抱え込むのも不健全だしNoteにでも書いてみるか~どうせ誰も

          母親と陰謀論を受けて入れて生きていく(ケヤキさんのケース)

          母親を陰謀論で失った(対策編)

          今年の母の日はつからった。 正確に言うと、その数週間前から気が重たかった。母に連絡すべきかどうか、ずっとモヤモヤしていた。 今でも「お母さんの声を聞きたい」という気持ちと「あんな非常識的な人間とは縁を切りたい」という気持ちが半々だ。 数年前、一緒にお茶をしているときに母から「あんたは小さい頃から見栄っ張りでねぇ~『僕が大きくなったら、このお店のもの全部お母さんに買ってあげるからね!』って母の日に私に言ったのよ~」と教わった。 そう懐かしそうに言う母は嬉しそうだった。

          母親を陰謀論で失った(対策編)

          母親を陰謀論で失った

          「覚えていることで、一番古いときの記憶はなんですか?」 これは精神科医が、患者の心理状態や考え方を学ぶためにする質問だそうだ。最初の記憶というのはその人の世界観の中核をなしている事が多いため、その人を知るためには役立つらしい。 私の最も古い記憶は2-3歳の頃だ。音楽が大好きな母とラジカセを持って、川沿いのベンチでカセットを聴いていた。 よく晴れていて母と一緒に音楽を聴いている時間が心地よかったのを覚えている。母が楽しそうに「これはサザンオールスターズっていうのよ」と教えて

          母親を陰謀論で失った