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Vol.106:「聞得大ミキ」とイルカと備瀬散策

「聞得大ミキ」に誘われて、北部の美ら海水族館に行く。
なんでも「観察者ユリヤ」から美ら海水族館でイルカと話してきて、とミッションを受けたというのだ。まずまずぶっ飛んだ指令である。

美ら海水族館は初めてだったようで満喫していた。沖縄に自然博物館の誘致をしている美ら海水族館。自然保護活動家の「聞得大ミキ」はドンピシャであり、彼女が、沖縄に誘致された自然博物館でなんらかのお役で働く未来が見えたような気がした。

さて、イルカゾーンに行く。
着いてすぐにイルカが待ち構えており、秒速でメッセージを受け取ったらしい。
何を受け取ったかは教えてくれなかった。まあ、そういうものだと思う。

私もシリウスにルーツがあると、チャネラーに言われた事がある。イルカはシリウス由来の生物だという。私も何か聞こうとしたのだが、何も聞こえなく、何も聞かせてくれない、壊れかけのオジさんであった。

たっぷり3時間滞在し、近くの備瀬に向かう。

遅めのランチを食べて散策スタート。
やはり「聞得大ミキ」を伴っていると、必然的に、真っ先に備瀬の1番の御嶽に辿り着き、井戸に行き、ガジュマルの御嶽へと、自然と巡り歩いてしまった。
さらに、遠くに見える備瀬崎の先端にある竜宮神に遥拝する。

急に雨が降り、モヤのかかる伊江島の幻想的な姿が見れて、ピタリとやむ。
ああ、今日はのんびりとした行程だったが、ミッションコンプリートなんだな、と理解した。

駐車場の受付係のおばあと談笑。なんと92歳。しっかりしている。
沖縄戦を17歳の頃に体験したという。山奥に防空壕を掘って隠れたらしい。
よくぞ生き延びたものである。

小洒落たカフェで休憩。素敵な笑顔の女性であった。

私の雑談力は、私が理想とする鶴瓶師匠に肉薄してきたように思う。
行く先々で、魅力的な人と自然と会話が盛り上がるのだ。
素敵な写真も撮れた。

ゆったりした旅であったが、必然的に御嶽や拝所に辿り着いてしまうのであった。

帰り際、伊江島からのエネルギーをビンビンに感じる「聞得大ミキ」であった。
また、「聞得大ミキ」を連れて伊江島に行く日も近いのかもしれない。

続く。

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虹の森の国
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