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週1、2回ミーティングがある卒業研究について①

たまには自分のことも書いてみようかと思い、今回は興味のある分野、今取り組んでいる研究についてです。

何で対象を飲食サービスにしたのか
就職まで飲食業界にしようとしていたぐらい飲食と関わりたかったのですが、そのルーツはアルバイトと大学です。私はミスタードーナツでアルバイトをしていたのですが、接客よりかはキッチンが好きでした。田舎のミスドは人気で、ピークタイムや新商品発売時はタイムアタックのようにドーナツを作っていました。いかに、効率よく作るか、売れ残りが少ないように配分を完璧にするかそこに注力するのはあっという間に時間が過ぎ、疲れますが楽しいものでした。その時に疑問に感じていたのが「いつもの倍以上時間のかかる新商品の煩わしさ」、「機械が古いゆえに作り手によって個人差が多いドーナツが生まれていいのか」、「予約をいまだに電話で受け付け、紙でメモしている古典的さ」などです。大手である、ミスドでこの現状なのだからまだまだ飲食業界は進歩していないのだろうなと感じていました。そこで出会ったのが、ゼミのN教授のES(従業員満足度)です。2回生の時の授業のゲストとしてN教授が自身の研究を話していた時に後ろの方ですが、少し興味を持って聞いていました。すると、興味が伝わったのか授業終わりに声をかけてくださり、たまに研究を手伝うような関係になっていました。そして、3回生のゼミ決めのタイミングで飲食サービスにおけるES、機械化について研究していると聞き、直感的にアルバイトで感じていた疑問と合致したと思いました。それから、飲食業界について調べるようになり、人手不足や低賃金、過労に離職率の高さなど様々な問題を知り、対象を絞りました。

なぜESなのか、機械なのか
端的に言うと、従業員満足度が低そうだから、機械化が進んでいないからです。飲食業界の多くのアルバイト・パートはお金を稼ぐことが目的であり、その次に選ぶ理由が「近いから」や「食べれるから」などが多いです。そのため、嫌々こなすことが多くESは低くなるかと思われます。また、社員への負担が大きいです。シフトが足りない分は社員が入り、1店舗に2人ほどの社員しかいません。そこで、過労などの不満が募ります。また、ブラックのイメージが強く好んでこの仕事に就く人が多くないです。そして、本社の人間と現場の人間に分かれており、それぞれが考えることに相違が生まれやすくなり、ESが下がると考えられます。そこで、多くの問題を解決するために、ESの向上は不可欠なのではないかと思いました。人が足りないのであれば機械にやらせたら?と思うのですがそう簡単でないことを知り少しでも機械化の促進に関わりたくなりました。年間何百と店は潰れており、30年が山と言われる程、利益を出すのが難しい業界なのです。それを、機械の投資に回す費用など到底確保できないのです。また、接客など人がした方が良いとされる業務と機械でできそうな業務が混在しておりその線引きが難しいのも、機械化が進まない要因の一つです。そんな中で、最新の機械を導入している飲食店はどんな工夫があるのか、実際ESは向上しているのかが気になり、進めている次第です。

②では実際どんなことをしているのかを書けたらと思います


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