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12/12日:人間的感性の獲得には演劇鑑賞を。

今日は知人のお宅にお邪魔して演劇鑑賞をしてきた。

この一文に色々な疑問を抱く方もいるかもしれないが、事実である。

まず、訪問したお宅は大変立派なご邸宅で、舞台や照明を設営することができるほどの広いリビングがある。そして、演劇自体は1人の俳優と1人の音響担当の演奏者で構成される小規模な編成だったので、開催が可能だったのである。

原作の小説をもとにした台本を、ト書きも含めて俳優が全て1人で演じる。その特性上、舞台装置はほとんど無いため、観客の想像力が試される舞台だ。

この小編成の作品自体は様々な場所で開催していて、鑑賞するのは今回で4回目である。どうして何度も見ているかというと、私の人間的感性の少なさを思い知らせてくれる大事な作品だからだ。

私は、人間は、理性・知性・感性の3つの要素を持っていると考えている。この作品に限らずだが、演劇鑑賞は、どうしても理性や知性が先行してしまう自分自身の思考を、感性の側に大きく揺り戻してくれるのだ。

これだけ演劇鑑賞を積み重ねても、自分としてはまだまだ人間的感性を獲得できている自信はない。今なお発展途上なのである。

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ともやの思考整理日記
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