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6/5日:有意義な休日には音楽LIVEを。

昨日の反省を活かして、今日は罪悪感の無い休日を過ごしてみようと考え、それを実行してみた。

昨日の夜、なんの気なしにinstagramを眺めていると、日比谷音楽堂でこの週末に開催されている音楽LIVEの存在を知った。

するとその出演者の中に、私の好きなピアニストの1人である角野隼人(かてぃん)さんがいらっしゃって、なんと30分間の無料LIVEが聞けるとのことだった。

オンラインLIVE配信もあったのだが、罪悪感の無い休日にするには質を高めて充実化させる必要があると思った私は、これは現地で参加するしかない、と思い立って、実際に行ってきた。

私が角野隼人さんを知ったきっかけはYouTubeだった。2020年の自粛ムードに入る前、人気の曲をオリジナルでアレンジして弾くストリートピアニストたちの動画を見るのが当時の私のマイブームだったのだが、そんなストリートピアニストたちとコラボしているピアニストとして、彼の存在を知った。

私が彼のピアノが好きな理由は、リズム感があるからだ。他のピアニストたちとのコラボ演奏動画を見ていると、JPOPなどのアレンジ演奏をする彼のリズム感がずば抜けていることがわかった。

それから少し調べると、彼はストリートピアニストではなく、ショパンコンクールに出場するようなクラシックのピアニストであることがわかった。さらに、彼は私と同い年で、どうやら元々理系の大学院に通っていたらしく、その点でも勝手に私とのシンパシーを感じてしまった。

それからずっと彼の存在が気になっていて、昨年の紅白歌合戦で上白石萌音の歌唱伴奏として出場したときには、他のどの出演者のときよりも熱心に見入ってしまったほどだ。今日という日は、そうしてところどころで彼の情報を見聞きしていたところでの思わぬ巡り合わせだったのである。

開演前の30分以上前、かなり余裕を持って現地に向かったのだが、会場には既に長蛇の列ができあがっていた。さすがはYouTube100万人登録者目前の知名度である。

開演して本人が目の前に現れ、実際に生で演奏を聴くと、やはり生でしか味わえない高揚感と充実感を得ることができるものだ。こうやって弾けたら楽しいだろうなぁと思わせる演奏は、聞く人間の心を躍らせるのだ。わずか30分の短いLIVEではあったが、計6曲の贅沢な時間を楽しむことができた。

日比谷音楽堂ではその無料LIVE以外にも様々なブースが展開されていて、特に面白かったのは、色々な楽器の演奏体験ができるブースだ。

だれでも自由に弾いてよいピアノや、一定に希望者が集まったら模擬バンドを組んで演奏してみるような企画、面白い音や奏法の楽器を紹介する演奏コーナーもあったりして、飽きずに楽める工夫がなされていた。

以前、少しやってみたいと思っていたウクレレの試し弾きコーナーがあったので、立ち寄っていくつかコードを習ってみたりした。

また、コロコロとした音が特徴のミニピアノの試し弾きコーナーに立ち寄ったら、ピアノの中にある弦を叩くハンマーのキーホルダーをプレゼントされた。このピアノのハンマーだが、実は私の中では小学生のときから自宅のカギに個性的なキーホルダーとしてつけてきた歴史があって、思わずブースのスタッフにそれを見せたら、彼女はそれを嬉々として「写真撮ってもいいですか⁉」と言ってきて、会話が生まれたりした。

そうして、昨日の夜にふと思い立ったLIVE参加から、色々な体験と出会いが生まれた一日になった。

本当に休むとは、こういうことを言うのだと思った。休むときに罪悪感を感じるのは、特にやりたいことも無いのにダラダラする感覚があるからだったのだ。

休むと決めたときには、自分にとって豊かな時間になるように過ごすことを意識すれば、もっと有意義な休日が過ごせるのだろう、ということがわかった。

ちょっと応援したいな、と思ってくださったそこのあなた。その気持ちを私に届けてくれませんか。応援メッセージを、コメントかサポートにぜひよろしくお願いします。 これからも、より精神的に豊かで幸福感のある社会の一助になれるように挑戦していきます。