#24 6年理科「てこのはたらき」②
今日は6年理科てこのはたらきの実践共有です。
授業の中で、「おもりの重さ(力の大きさ)×支点からのきょり」がてこの左右で等しいときに水平につり合うといことを学習します。
教科書では、てこの左側のきょり6のところに10gのおもりをつるしていて、右側をどのようにすればつり合うのかという課題がしめされています。
子どもたちは実際におもりをつるしながら、きょり1なら60g、きょり2なら30gでつり合うという発見をしていき、上に書いたきまりに気づいていきます。
そのことがわかってくると、こんな風にしてもつり合うのかな?ということでいろいろ試したくなるのが子どもたち。
じゃあ試してみよう!ということで取り組んだ授業です。
いろんなつり合い方を見つけよう
実験用てこと10gのおもり10個を用意します。
そしてルールの説明をします。
・10個すべてのおもりを使うこと
・他の班とかぶらないこと
この2つに気をつけながら、クラスでできるだけ多くのつり合い方を見つけようという感じです。
実験しているときはお互いの班の様子を共有できるようにしておきます。
子どもたちはつり合うパターンを見つけたら写真をとって、カードにはります。
カードには左側と右側の力の大きさを式に表すようになっています。
リアルタイムで他の班が実験しているところが見えるので、「あの班とかぶってるからここを変えよう」とか、「この班をマネして少し変えてみよう」という感じで取り組んでいる姿が見られました。
他者参照しつつ、クラス全体で協働的に取り組めたのではないかと思います。
20分間で約40パターンのつり合い方を見つけることができました。
最後は共有したまま、ほんとにつり合っているのかの確かめを子どもたちと一緒に行います。
よく見たらつり合ってない!というのが各クラスいくつか見つかりました。
それらがなぜつり合っていないのかを確認しつつ、もう一度つり合うときの条件、「おもりの重さ(力の大きさ)×支点からのきょり」がてこの左右で等しいときに水平につり合うというのをまとめにして授業を終えました。
端末を使えば、自分が見たいタイミングで周りを参照することができます。
これは学習のヒントになるし、支援が必要な子にとって効果があるなと感じます。
共有することで、トラブルが起こることも考えられますが、その意義を子どもたちにも伝えつつ、活用していきたいと思います。