令和4年6月2日の昼飯
本日、食したカップラーメンはこちら!
東洋水産
マルちゃん
「ごつ盛り 塩焼きそば」
麺130g大盛
バジル入り特製スパイス入り
だぁぁぁぁぁぁ!
早速! いただきます!
少々ニンニクの感じがするのだが、それがいい!
この塩焼きそばおいしいんですよね。
ソースの味がドンとくるソース焼そばよりも、こういう塩焼きそばの方がおいしく感じられる。
ただ、塩焼きそばは、ニンニクが入っているのが多いんですよね。
だから、あっさり系なのに、意外と女子受けしないんじゃないかな。
でも、私は好きですよ!
だいたい、ソース焼そば食うと、ワイシャツが必ず汚れるんですわ!
ついたシミをネクタイで隠そうにも、今はノーネクタイが主流!
こういう時、ネクタイのありがたみが分かります……って、使い方が違うか!
ということで、今日は「女子受け」つながりのお話を
Lv1のモンスターしかテイムできないと言う理由で追放されたが、どうやら俺はモンスターを進化させることができるようでスライムが幼女になっちゃた、でも、俺のパンツを下げるのやめてくれ!
倉庫の外で空を見上げる俺。
いまだリュックを背負ったままではあるが、背伸びをすると潮風が気持ちいい。
こんな海の側で店が開けるとは思ってもいなかった。
なんかここだと、サファーショップのようにかっこいいなぁ。
これから始める、この店をカワイ子ちゃんたちが、わんさか訪れるような感じにして……
そして、ペットを見つめる女の子たちが次々に言うのですよ。
わぁ、この子可愛い! なんて言うの?
ふっ! その子かい? タダのツチノコだよ!
きゃぁ! ツチノコですかァァァァ!
俺のツチノコも触ってみるかい?
これみようがしに腰を勢いよく振ってみる。
フォォォォォォオオオ!
ふう……日はまだ、高い。
妄想に浸るには、少々時間が早かったな。
そういえば、今頃、テコイたちはヒドラ討伐に向かっているのだろう。
相手は大型種、しかも凶暴なヒドラだぞ……死んだな……あいつら……
まぁ、俺には関係ないことであるが。
さて、店と住む場所を確保できたのはいい。
だが、手元には金がない。
いや、一応500ゼニーはあるが、当面の食事代を考えるとこれも計画的に使わないといけないだろう。
ということで、ペットとなる魔獣を仕入れに行くにしても金がない。
なら街の外で捕まえるかと言っても、俺はレベル1の魔獣しかテイムできない。
ほぼ、赤ん坊の魔獣だ。
ドラゴンやヒドラと言った大型種はまずもって不可能。
今更ながら、俺の職業が魔獣使いだと言っても、ろくな魔獣使いではなかったと痛感させられる。
今でこそ魔獣使いと言う職業は人気である。
それもこれも俺のおかげであることは言うまでもない。
おっと、俺のおかげではないな、マーカスだな。
英雄マーカスが魔王を打倒すまで、魔獣、すなわちモンスターは忌み嫌われる存在だった。
当然、それを使役する魔獣使いも、忌避の対象の職業である。
俺が、マーカスの代わりに神民学校に通っている時でさえ、職業は魔獣使いだと言うと白い目で見られていた。
まぁ、適当に戦士志望です! とか、将来は騎士になるために騎士見習いをしてますとでも言っていればよかったのであろう。
だが、在学当時の俺は根が正直だったのだ。
仕方ない、7歳で騎士養成学校の初等部に入学したのだ。
それまでの俺は、人気のない森の奥で母との二人暮らし。
世間の常識なんて今一よく分からない。
というか、常に俺の周りには5匹の魔獣の友達が付き従っていただけなのだからどうしようもないではないか。
ヒヨコ、子猫、アオダイショウ、ミドリガメ、ピンクスライムだ。
当然、学校に入ってもいつも一緒。
まぁ、影に隠しておけばよかったのであるが、これがどっこい、そうはいかなかったのである。
何と言っても、ヒヨコと子猫は女子受けが良かったのだ。
何もしなくても女の子が話しかけてくれるのである。
「きゃぁーかわいい!」
「やだぁ~これなになに!」
もうね、俺が歩くたびに、そんな黄色い悲鳴が上がるんだ。
「これ、俺の使役する魔獣!」
決まって恰好をつけたもんだった。懐かしい。
アオダイショウと、ミドリガメも意外と男子には人気だった。
「おいおい! カッコイイの持ってるな」
「意外とひんやりしてるんだな!」
もうね、俺が椅子に座っていると、興味深げに近づいてくるのよ。
「これ、俺の使役する魔獣!」
決まって恰好をつけたもんだった。昨日のことのように思い出す。
でも、ピンクスライムはダメだった……
その両手ぐらいの大きさにもかかわらず、その姿を見たとたん悲鳴がる。
「モンスターが学校にいる!」
「食われる! 助けてぇぇえぇぇ!」
そりゃもう、大騒ぎよ……
モンスター駆除の専門組織である特殊清掃隊まで出張《でば》ってくる始末。
「これ、俺の使役する魔獣……」
決まって学校の先生に怒られたもんだった。
それ以来、ピンクスライムは、俺の影からなかなか出てこなくなってしまった。
だからこそ、俺は、自分の職業を魔獣使いだと大ぴらに公言した。
魔獣使いの俺がピンクスライムを持っていたとしてもおかしくないだろ。
魔獣使いなんだから、魔獣を持っているのは当然なのだ。
その頃からかな、俺の周りから人がどんどんいなくなっていったのは。
初等部の1年が終わるころには、ついに誰も俺の傍に近づかなくなっていた。
まぁ、それでも寂しいと思ったことはなかった。
俺には、5匹の友達が常にいたからな。
そう言えば、そんな頃だったな。
アイツと初めて会ったのも。
第26話 アリエーヌ=ヘンダーゾン(1)より