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妻から罵声を浴びせられている最中に平常心を保つ方法

妻が境界性パーソナリティ障害でした。

妻は、僕のふとした一言や行動で、さっきまでの機嫌が嘘だったかのように怒りだし何時間にもわたって僕に暴言を浴びせたりケンカ中に急に家出をしたり仕事などで連絡が取れない時に何十件もの着信履歴やメッセージが入っていたり何回もスクロールできるくらい長文の叱責LINEが入っていたりしました。


僕は、本当に悩みました。

「本当にこれからの人生を一緒に歩んでいけるのか?」

「この先ずっと、理不尽なことで罵倒され、否定され、ストレスを抱えながら生きていくのか?」


結婚して8年が経ちましたが、正しい理解と行動の実践によって、今では日常生活に支障をきたすような症状はなくなりました。


今は、お互いに尊敬しあえる仲良し夫婦です。



この記事では、妻や彼女から暴言を吐かれたときの対処法と自分のメンタルの保ち方をご紹介します。


境界性パーソナリティ障害を抱えていた妻と10年間暮らしている僕のリアルな感想ですので、少しは信ぴょう性があると思っています。

しかし、あくまでも個人の意見です。

僕の場合は、こうしたら効果的でしたというものになります。







・「境界性パーソナリティ障害は治るの?」と悩んでいる方

・恋人や妻からの辛辣な言葉・暴言で悩んでいる方

・なぜこんな言い方をしてくるのか本当に理解できなくてつらいという方

参考になれば幸いです。




罵声を浴びせられているとき必ず思い出してほしい言葉


「だからあなたはダメなんだ」
「お前は最低な人間だ」
「お前のせいで私はこんな目にあっているんだ」


あなたが妻や彼女から、こういった罵声を浴びせられているとき、次の言葉を思い浮かべてください。





「これらの暴言は、本当に、本心で言っているのだろうか?」




答えは、「十中八九本心では思っていない」です。




なぜなら、妻の場合は、落ち着いた頃に暴言を吐いてしまったことを必ず後悔していたからです。


あなたのパートナーの場合はどうでしょうか?
落ち着いた頃に、今までの態度が嘘のように、反省する素振りを見せることはないでしょうか?


あなたがパートナーから受けた辛辣な言葉は、相手が本心から言っていることではないのです。



あなたに本当に伝えたいことは、辛辣の言葉の裏にある「傷ついた気持ちを分かってほしい」という思いです。



こういったことを聞いても、

「いや、そうは思えない」
「あいつは絶対におれのことを傷つけるために言っている」

という気持ちになるかもしれません。

そこで、考えてみてください。

あなたは相手の心を読むことができますか?


私にはできません。


事実として、他人が口にしている言葉が本心かどうかは本人以外誰もわからないのです。


だとしたら、本心ではないと思った方が心のダメージが少なくて済みます

これは非常に難しいことかもしれません。

思い込むことでダメージを0にできるのならこんなに悩んではいないでしょうし、あまりにも長時間の叱責を受けていながら「これは本心じゃない」と思い続けることなど不可能に近いです。





相手ではなく、自分の感情に目を向ける



パートナーが取り乱しているときに重要なことは、相手に入り込みすぎないことです。

「冷静に、理論的に諭そう」などと考えることはおすすめしません。
ほぼ100%ヒートアップして、泥仕合になります。

同じ土俵に立って対峙してはいけません。相手はそんなことを求めていないのです。


とにかく「敵じゃないんだよ」「仲間なんだよ」ということを感じてもらえる行動に徹します。


その行動とは、「聞き手に徹する」ことです。

とにかく聞きます。


そして、聞き手に徹しながら、頭の中で次のことを行ってみてください。




それは、自分の感情に目を向けることです。



自分が今、傷ついている、怒っている、悲しんでいる。
動悸が激しくなっている、目がうつろになっている。

こういった自分の感情や動作を俯瞰的にとらえることが重要です。

自分の感情を押し殺す必要はありません。
最愛のパートナーから罵声を浴びせられて平常心でいられるはずがないのです。


しっかりと傷ついた自分の感情を受け止めてあげることで、冷静さを保ち、相手の言っていることの真意を冷静に捉えます。



現実的に、境界性パーソナリティをもつ人が取り乱しているとき、一瞬で落ち着かせる魔法の言葉は存在しません。

しかし、永遠に取り乱しているわけではありません。

聞き手に徹していれば、いずれ必ず冷静になります。

私の妻の場合は、こき下ろしが始まれば、落ち着くまでに2~3時間は要すことが多かったです。


その間、我々がすべきことは、可能な限り冷静にその時間をやり過ごすことです。

反対に、最もしてはいけないことは、感情を爆発させてしまうことです。



少しでも冷静でいられるように、今日ご紹介した

・「相手の言っていることは本心ではない」と信じる。

・自分の感情を俯瞰的に捉える。

の2つをぜひ実践してみてください。




境界性パーソナリティ障害の症状は治るのか?


安定した日常生活が送れるようになるには、ある程度の年月がかかることを覚悟しておかなくてはなりません。



相手の存在をありのままで受け止めることを繰り返してようやく、少しずつ落ち着いていくと考えています。


長い道のりの中で、途中、どうしても諦めそうになることもあると思います。
心が折れてしまう瞬間もあると思います。




そんなとき、思い出してほしいのは、なぜその人と一緒になったのかということです。



自分が一番つらいとき、心の隙間を埋めてくれたのは、誰だったのかということです。


道のりは長いように見えるかもしれません。


一歩ずつ前進していると信じることが大事です。一緒に一歩ずつ歩いていきましょう。



妻の境界性パーソナリティ障害に悩む僕がパートナーとして取り組んだすべてのことを書いていますので、ぜひ併せてご覧ください。

わたしたち夫婦の場合は、1年が経つ頃には、妻の境界性パーソナリティ障害の症状がなくなりました。


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