皆さんは毒が薬になると聞いてどう思うでしょうか？ 毒は人間の体を害するもの、薬は人間の命を救うものと切り離して考える人が多いと思いますが、実は違うのです。 薬と毒は密着した関係にあります。 生き物の体に何らかの作用を及ぼすものを生物活性物質と呼ぶのですが、これが人間にとって良い作用をした場合を「薬」と呼び、そうでないものを「毒」と呼ぶのです。 毒はいわば人間の都合によって決まるのです。 ここで、毒と薬が表裏一体であることを示す、面白い植物を紹介したいと思います。
