暴君とーちゃんと昭和のスマホ依存症。
当時の記憶という名のヒラメキが舞い降りないと書けない沖縄不定期エッセイ。たぶんフィンクションだったらどんなにいいだろう。
日本語で「大馬鹿野郎」
琉球言語名:フリムン。そんな琉球古民家に住む昭和を生きた5人家族のエッセイ。
今日は「1987年、7月」
後に教壇に立つことになるコドモ時代の筆者こと「フリムンあんちゃん」は馬鹿の沖縄チャンピオンだった。
図工と音楽以外「オール1」
いや、マジで。
「蚤と蚕」の根城たる古民家も築50年。
両親共働きで時代はバブル世代。
だがド貧乏な我が家には理由があった。
父親にして悪魔の中卒大将軍。
「のむ、うつ、かう」の達人にして金遣いの荒さ世界チャンピオン。
「暴君とーちゃん」
「鬼の目利き」以外オール1。
流石。
俺の親父だ(ハァ)狂い方が尋常ではない。
よく大企業の管理者が出来たものだと今更感心する。今なら裏口入学逮捕待ったなしだろう。
その目利きが常軌を逸しているのだ。
信じられないだろう?今から40年前、1987年段階で既に我が家には近代的なインターネット「ごっこ」装置が取り付けてあった。
現代風で例えよう。
《ルビ》は当時の機械だ
GPS付きLINE。
グーグルマップ。
まだまだあるが今日は2つに絞ろう。
全て書くと水滸伝クラスの執筆量になる。
暴君の休日は酒を飲みながら警察官のやり取りを那覇市の地図と照らし合わせ「無線機違法受信」しながらTVのチャンネル権も完全独占。
今なら言える。昭和の段階で完全な、
ひとりスマホ依存症だろう。
俺でも覚えている。自作CADスキャナーをメガネバイザーな視力で追っていると、暴君が突然。
「暴力団の事故だー!」
「LINE全員集合!」
えー!あんちゃん!、「テレビ付けとけ!すこし出かけてくる!」と言い放ち、
「250cc改造Gメン」バイクで特攻咬まして飛んでいく「暴君とーちゃん」。
後から聞くとGPS付きLINE繋がりで非番の警察官おじさんと知り合ったらしい。
先日書いた「フリムンあんちゃんと「bb団」の回の....。ヤバい本名書くところだった。シラドウさんごめんね。
しばらくするとテレビに映り込む、それはそれは情けない10人の変態がこっちに向かって手を振っているのだった。
書き終わって思い出すと。
それは、あまりにも日常風景がリアル&壮絶過ぎてマンガを読まないのは暴君のせいだな。
「特攻の拓」?それ古すぎだな。令和なら「東京卍リベンジャーズ」だっけか。
「生温い」
これ、「bb弾事件の前日譚」だな。
載せておこう。これもフィクションだと信じたい。
では。また次回。