見出し画像

連載小説「真夜中のシェルター|(4)躊躇いの吐息」


潮騒の戯れのように
朝に昇り 夜に沈む陽のように

呼吸をするかのように繰り返している

入る空気は 必要だから吸うわけで
出る空気は 要らなくなったから吐くもの

人間という獣は
悩ましく移ろいやすい

抗えないことには理由がある 

ここから先は

649字

¥ 500

期間限定!Amazon Payで支払うと抽選で
Amazonギフトカード5,000円分が当たる

この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?