情熱を注げるものがあるさま
医学祭のミーティングをした。うちの大学では学祭とは別に、3年に一度行われる医歯学部の学祭というものがある。それが今年の秋に開催される予定で、僕はその中のある班の班長をやっている。冬から少しずつ班ミーティングを重ねてきたが、ずっとオンラインで、今日やっと初めて対面が叶った。
議事を進めると同時に、メンバーの性格や個性に焦点を当てていく。医学祭の運営メンバーになるような志向をもった人たちは、みな自分の情熱を注げるものを持っていて、実際に情熱を注いでいる。課外活動、インターン、研究室、論文投稿、芸術などなど。そのうちどれか1つでも、その人にしかなしえない情熱で、頑張っているものがある人たちなのである。医学祭を通してそういった医学部生たちと仲良くなれたら嬉しいな、糧だなと思っている。
医学部はどちらかというと閉鎖的だ、という思いを言い訳にしながら、コミュニティを外に求めたり色々な活動に手を出したりしてきた。医学部の外にいる刺激的な同世代たちと一緒に団体や事業をやってきたことはとても楽しかったし、それらを経て今の夢や目標や情熱を注いでいるものがあることは確かだ。けれど、だからこそ今改めて医学部の中で、刺激し合える仲間を見つけたいという感情がある。医学部の中にだって、人知れず何かに打ち込んでいる人が必ずいるのに、出会おうとしてこなかった。努力を怠ってきたともいえるし、出会い方もわからなかったし、いないとも決めつけていた。全然そんなことないのに。
自分の情熱を注げるものがあって、それを頑張っている人のことが好きだし、とても応援したい。仲良くなって、助け合いたい。助け合うとは、手を差し伸べ合うこともそうだけれど、弱音を吐き合える関係になることだと一番は思っている。同じ医学部生だからこそ、どんな視点でものを見て、どんな価値観や性格をもって自分や外界と接するのか、とても興味がある。相手の属性(何学部か)に興味があるというよりは、似た関心領域を少なからず持った人、という点で、がんばる医学部生に深い関心を寄せている。
医学祭にはそういった人たちが集まっていると聞く。ぜひ怖がらずに、仲良くなりたい。助け合う存在に、なるぞ。
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