オリッサは結構良かった
2024年11月21日から11月24日までの3泊4日でオリッサ州に旅行に行ってきたので、それについて今更(2025年1月12日)書こうと思います。
1日目。15時頃デリー発の飛行機に乗ってオリッサ州都ブバネーシュワルへ。約2時間半のフライト。本来は早朝の便に乗るはずだったのが、おそらくデリーの大気汚染の影響で3日前に時間が変更。到着すると、オリヤーで書かれたARRIVALの文字が僕をオリッサへと暖かく迎え入れてくれました。
ブバネーシュワル空港からはタクシーでプリーへ。道中ではオリヤー文字やヤシの木がたくさんあって、デリーとは違う南国にきたのだなあとしみじみ。空港から大体60km、1時間半ほどで、ホテルサンタナプリーに到着。この時午後8時。チェックイン後、夕食を済ませていなかったので、サンタナでいただきました。メニュー名は忘れてしまったけれど、一人暮らしの時に自分で作っていたチャーハンと味が似ていて、なんだか懐かしい気分になりました。夕食後、シングルルームへ。一泊なんと600ルピー。日本円で1000円強。安い!しかも個別トイレ、シャワー付き。シャワーは温水も出る。いいところだなぁ。入浴後、明日に備えて就寝。
2日目、本格的な活動はこの日から始まりました。ホテルでの朝食が8時半頃だったので、それに合わせて起床。この日の朝食はよくわからないパンとよくわからないスープとバナナでした。よくわからなかったけれど、美味しかったです。さて、プリーを見て回るために外へ出ますと、デリーとは違ったのどかな海の町の生活がありました。人々は眼差し柔らかでどこかのんびりとしていて、時間もゆったりと流れていくようです。物乞いもしつこい客引きもいない、非常に落ち着く場所です。サンタナからプリー中心部までは若干距離があるので、オートを捕まえることに。Uberで呼ぼうとしたところ、なんとオートはサービス圏外!おそらくolaは使えたのでしょうが、使い勝手が分からなかったので、普通に交渉しました。乗ったオートはデリー近郊の黄と緑のものではなく、なんと青と白のもの。非常に可愛らしいオートでした。あとは黒と黄、黄のみ、または赤と黄のものなど、オートの色にバリエーションがあって、新しいのに乗るたびになんとなくワクワクしました。
さて、町の中心部に到着。海だー!!!インドに来て初めての海。ビーチはそれなりにインド人観光客で賑わっていました。自分も早速ビーチへ直行。靴に砂が入るのも厭わず、波打ち際まで来て、そこで座ってしばらくのんびりしました。周りにはビーチバレーをやっている人や、パラソルの下で休んでいる人、海で泳いでいる人など様々おり、潮の香りも相まって、南国リゾートの雰囲気を全身で体感できました。
さて、昼食です。せっかく海にきたので、やっぱり魚料理を食べたいですよね。ということで、近くのレストランで、fish tikkaを食べました。いやー美味しかったです。味は確かにchicken tikkaのそれですが、身が鶏肉よりも柔らかく、食べやすかったです。昼食後はプリーを歩いて散策。ここプリーはヒンドゥー教の聖地の一つである、ジャガンナート寺院で有名です。しかしながら、非ヒンドゥー教徒は入場ができないので、外から見物しました。周りは店でにぎわっている様子でした。その後はkhajaと呼ばれる名物スイーツを食べました。程よい甘さでおいしかったです。日本のどこかで食べたことある味でしたが、そのお菓子の名前が思い出せません。歩いているうちに日も暮れてきたのでこのままホテルへ帰りました。
3日目、この日はプリーから少し離れたコナーラクのスーリヤ寺院を見に行きました。本当は午前中に行く予定だったのですが、寝坊してしまったので午後に行きました。タクシーを呼び、特に何もない道をおよそ1時間ほど走り、到着。オリッサの有名な観光地の一つですが、そこまで広くはないので1時間ほどで見終わってしまいました。特徴的なのはその彫刻です。エロかったです。以上。
プリーに戻る途中、綺麗なビーチがあったのでタクシーの運転手に言って少し止めてもらい、写真を撮りました。プリーに戻るともう夜でしたので、そのままプリーのナイトマーケットに行きました。ビーチ上に開かれるこのマーケットには雑貨屋や屋台などが並び、ローカルで非常に賑わっていました。ここでは魚のから揚げを食べました。味は良かったですが、小骨が多かったのが惜しかったです。
4日目、朝9時ごろにホテルを出発。そのままプリーの駅に行ってブバネーシュワル行きの列車のチケットを購入。地味にこれがインド初めての列車でした。出発まで時間がまだあったので、外に出て中華料理屋に行きました。内装は本格的でしたが、やっぱりインド中華でした。まあいいけど。さて、今回予約した列車はvande bharat。
最新型の列車で、スピードもインドの列車の中では早い方らしいです。なお、僕が乗ったときの平均スピードは70km/hほどでしたが。。。さて、1時間ほどでブバネーシュワルに到着。とはいってもこの町何もない!一応ヒンドゥー寺院が多いことで有名な町らしいのですが、そのほとんどはヒンドゥー教徒以外立ち入り禁止。全然楽しくない!ということでそのまま空港に行ってしまいました。ただここからが地獄で、僕のフライトは日付が変わる直前のものだったのですが、なんと午後6時に入場してしまったので、驚異の6時間待機が始まってしまいました。もっと早いやつ取ればよかった。。。何とか6時間過ごしきり、飛行機でデリーヘ。これで3泊4日のオリッサ旅行は終了です。
さて感想ですが、オリッサはリラックスするにはとてもいい場所です。まず人々が人懐っこく優しいです。デリーにいるとどこか人々が攻撃的に見えるのですが、オリッサではそのようなことは全くなく、非常に暖かくのんびりした空気が流れています。タクシー運転手やホテルスタッフ、レストランスタッフ等私とかかわった人々もみなフレンドリーでした。人口も多くなく、そのためデリーほどの騒音や大気汚染、散らかったゴミもないので、非常にお勧めできる場所です。ただ、際立った名所はないので、心身を休めに行く場所だと思います。UP、ビハール、西ベンガルを旅行した(これについては後程記事を書きます)後で言えることですが、このオリッサが最もストレスフリーに旅行できました。北インドにつかれた人は、ぜひオリッサへ行ってみてはいかがでしょうか。