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渡航3ヶ月(今更)
久しぶりです。note執筆に関して、特防がぐーんと上がった状態でした。申し訳ございません。この記事では、10月の様子について書きます。11月のものは別で書きます。
10月ははっきり言って何もいい思い出がありません。まず、10月前半ですが、この時期からデリーは涼しくなり(とはいっても25℃〜30℃程度)、11月からの深刻な大気汚染の前兆が現れ始めます。それに伴い、それなりの人が体調を崩す時期でもありました。私も例外ではなく、1週間ほど風邪をひいてしまいました。ただ、症状自体は全く重くなく、せいぜい倦怠感と微熱、それから鼻詰まりになる程度でした。
しかし、これは季節の変わり目に特有なのでしょうか、何もやる気が出ませんでした。正直、この程度の症状ならショッピングモールなりレストランなりには十分行けたのですが、もう気分が沈んでしまい、オートリキシャーに乗ることさえできませんでした。結局、風邪をひいてから10日ほどたったころ、授業に復帰することでやっと活動の気力を取り戻しました。
さて、気力を取り戻したことにより、日々に何かしらの刺激が欲しくなってきました。上述の若干のうつ状態は、暇な時間があまりにも多すぎることにも起因していると考えたのです。そこで、友達の一人が日本人会の一つのサークルに入り、そこで毎週活動していることを聞きました。そして自分も加入しようと思い立ち、早速ホームページから加入申請を行いました。そうして私は、日本人会に入り、そこで極真空手を始めました。
空手は小学生時代に習い事として3年間ほどやっていたので、久々に再開しようと思ったのがきっかけです。ただ、僕が習っていたのは琉球空手で型ベースのものだったので、実戦形式が特徴の極真空手は僕にとっては新しいものでした。
さて、その後体験に伺ったのですが、経験者ということで普通に稽古に参加しました。しかし、小学生時代は軽々とできたような動きが、10年後の今、まるで出来なくなってしまっていました。体の鈍りを感じましたが、久々の稽古を思う存分に楽しんでいました。
しかし、ここで事件が起きます。実はその日の来週に日本人会の中で発表会があるとのことで、稽古後、そちらの練習に取り組みました。その発表会では、基本動作や型に加え、板割りとレンガ割りを見せるとのことでした。経験者ということもあり、僕はその発表会に参加することになりました。
そのレンガ割りの練習中、拳でレンガを思い切り突きました。レンガはちゃんと壊れました。しかし、その直後痛みを感じ右拳を見ると出血していました。おそらく、レンガの粗い割れ目のせいで擦りむいてしまったのでしょう。とりあえず近くの水道で手を洗って出血に感じては大きな問題はありませんでした。
問題があったのはむしろ痛みの方でした。手を洗い、出血も治ってきたにもかかわらず、痛みは軽くどころかむしろ酷くなっていきました。自分の部屋に戻る頃には、拳を握ることさえできなくなっていました。これは非常事態だと感じましたが、その日はもう夜遅くだったので、とりあえず寝て、翌日病院に行きました。診断の結果、中指の付け根の骨にヒビが入っていることがわかりました。ただ、そこまで大きなヒビではなかったため、全治1週間程度の怪我となりました。
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さて、この1週間ですが、とにかく不便でした。ぶっちゃけ痛みは全然我慢できるレベルのものだったのですが、ギブスのせいで右手が使えないのは大きかったです。まず、右利きなのでペンで文字を書くことができませんでした。それから、風呂と洗濯も面倒でした。風呂は、右手を濡らしてはならなかったので、左手にバケツをもってお湯を掛け流しながら髪や体の泡を洗い流すのですが、それにとても時間がかかりました。洗濯は、服をしぼることができなかったので、乾くのがとても遅かったです。一応左手や足で服をプレスして、可能な限り水を出そうと努力したのですが、あまり効果はありませんでした。そうして再び気力を失っていくのでした。気力失いすぎ!
さて、10月後半から11月にかけてのこの時期、インドは文字通りお祭り騒ぎ状態でした。この時期はナヴラートリーやダシャーラー、そしてディーワーリーといった大きな祭りがインド全域で祝われます。インド人の友達が言っていましたが、この時期は多くのインド人にとって、一年の中で最もワクワクする時期だそうです。日本人にとっての、クリスマスから三が日にかけての時期のようなワクワク感だと思います。
さて、そんな超エキサイティングな時期であったにもかかわらず、右手のせいで何もできませんでした。ものすごく悔しいです。できればインド人たちと夜通し馬鹿騒ぎしたかったですが、動かない右手のせいでそんな気力はありませんでした。おかげで、本来楽しいはずイベントが、僕にとってはただの迷惑な騒音になってしまいました。特にディーワーリー当日は夜中の2〜3時まで爆竹の音が響き渡っていたので、寝ることさえできなく、ものすごいストレスを感じました。
10月の話は以上です。11月の話はすぐに執筆して公開しますので、少々お待ちください。
P.S. 一応ヒンディー文学を学んでいる身なので、初めてヒンディー語で誌を書いてみました。多分駄作。
आज उठी है कार्तिक की अमावस्या।
अभी हुई है हालत की यह समस्या।।
देशभर लपेटती हैं रोशनियाँ उनकी।
अंधेर में डूबती हैं दवाइयाँ मेरी।।
では。