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新卒2年目の男性社員が3か月の育休を取った話(3/3) ~3か月の育休を取ってみての教訓・今後育休を取得される方へのメッセージ~
こんにちは、ペンギンパパです。
「新卒2年目の男性社員が3か月の育休を取った話」、最終回の今回は、3か月の育休で得た私なりの教訓を紹介し、僭越ながら今後育休を取得される方へのメッセージをお送りしたいと思います。
【育休から得た教訓】
私が得た教訓を一言にすると、
「パートナーとお子さんの心身の健康・安全を第一に」
に尽きると思います。
この教訓を踏まえて、これから育休取得を検討される方に以下の3点のメッセージをお送りしたいと思います。
【今後育休を取得される方へのメッセージ】
① 生後1か月半は夫婦2人での子育てが必須!!
前回の記事で書いたように、生後1か月半までの子育ては夫婦2人であっても本当にハードなものでした。この期間を1人で乗り切るのは不可能だと思います。
実家を頼る方法もあるかと思いますが、新たにお子さんが生まれたご夫婦は、夫婦ともに産後最低1.5か月の育休を取得して、夫婦そろって子育てに参加することが望ましいと考えています。
② 育休期間は家族と向き合う時間が最優先。仕事のことは一旦頭の片隅に置いておく。
育児休業は読んで字のごとく「育児」をするための期間ですが、仕事熱心な方ほど罪悪感や将来への焦りを抱いてしまうこともあるかと思います。私もそうでした。
しかし、仕事と家庭のどちらかを選択しなければならない場合、やはり家庭が優先されると私は思います。それに、仕事には代わりにやってくれる人がいますが、お子さんにとってのお父さん、お母さんは代わりがいません。
仕事やキャリアのことは一旦頭の片隅に置いておいて育児に専念することが、育児休業期間の重要な任務だと思います。
③ 頼れる人、機関、ネットワークをフル活用。育休復帰後のパートナーのセーフティーネットの確保を。
私たちの場合、お互いの実家を頼ることは状況的に不可能でした。しかし、親戚を頼れなかったとしても、公的・民間の支援機関はたくさんあります。出産した病院、近所の小児科などの医療機関、公立の子育て支援センターや保健センター、児童館、民間の子育て支援施設など多くの施設・機関が相談に乗ってくれますし、サポートしてくれます。育児をしているとわからないことだらけで、不安になることも多いのですが、そんな時こそこれらの施設・機関をフル活用することが大切だと思います。
また、夫婦どちらかが職場復帰し、もう一方が引き続き育児を担う場合、パートナーのセーフティーネットを確保することも大事です。片方が職場復帰して、日中に1人で育児を担うことになっても、困ったことがあったらすぐに駆け込める施設や機関のことです。私の場合、区立児童館が妻のセーフティーネットになりました。セーフティーネットがあることで、育児を続けるパートナーにとっては居場所があるという安心感ができ、職場復帰する方にとっても安心して仕事に行けるというメリットがあります。
育児をするにあたっては、夫婦2人で抱え込むのではなく、外へとネットワークを広げ、社会関係資本を構築するのが欠かせないと思います。
【最後に】
以上、私個人の独断と偏見ではありますが、3か月の育休で私が得た教訓と今後育休を取得される方へのメッセージを書かせて頂きました。
実際に育児をするとなると、それぞれの家庭事情やお住まいの地域等によって、気を配るべき事柄は大きく変わってくると思います。しかし、生まれたばかりの赤ちゃんを育てるにあたって、不安を抱えるのはどのご家庭であっても同じだと思います。
私個人の一体験に基づいた記録、教訓に過ぎませんが、ここまで書いてきた内容が、これから育休を取ろうと考えておられる方、これから赤ちゃんを迎える方、そして今まさに新生児の子育てをされていて困っていらっしゃる方にとって少しでもお役に立つことができれば、これ以上嬉しいことはありません。
全3回にわたって読んでくださり、ありがとうございました。