PONTSUKA 2020/9/27(日)
ポンツカより、文字起こし。
藤原:この度のうちのベース担当のチャマこと直井由文に関する報道によって、ご心配とご迷惑をおかけしてお騒がせしてしまったことを大変申し訳なく思います。
メンバー:申し訳ありませんでした。
藤原:それからそれに伴って先週は、毎週この枠の番組であるPONTSUKAを放送できなくなってしまい、番組を楽しみにしてくださっていた皆さま、そしてbayfmの皆さま、大変申し訳ありませんでした。
升、増川:申し訳ありませんでした。
藤原:ご存知の方もいらっしゃられるかもしれませんが、チャマは活動を休止することになりました。本当は…ここからは僕、藤原が、ひとりが主に話すことになりますが、これから話す内容は僕1人ではなく、ここにいるメンバー3人の総意になりますのでどうか聞いてください。よろしくお願いします。
藤原:まずああいう報道が出て、まずものすごく驚きました。ショックでした。ずっと一緒にやってきたチャマからああいう報道が出てしまった、ああいう事態をあいつが起こしてしまったということ、支えてきてくれた人たちもたくさんいたのに…ということを思うと、本当に悲しいです。当然僕らはこのことであいつと話しました。めちゃくちゃ長く、話しました。そしてやっぱり怒りました。やっぱりどうしても納得できなかったし、許せなかったし…、それをあいつは震えながらも逃げることなく聞いて、受け止めていました。このニュースが出てから、世間の声というかリスナーのみんなの声を…ずっと目の当たりにしてきました。やっぱりあの…どう感じたんだろうとか、事態が事態だけに見るのは怖かったんだけど正直、でもやっぱり見なきゃいけないと思ったし、知りたかったし、あの…「もう聞けない」とか「嫌いになった」とか「嫌いになれないけど聞くのが怖い」とか「チャマふざけんな」とか。あと中にはね擁護してくれていた人たちもいたんだけど、本当とにかく…ずっと見てました。あの…いろんな声があったし、僕らもいろんな気持ちになりました。なんていうのかな…ここまで活動してくる歴史の中で、自分たちはリスナーから大事にされてきたんだということを、すごくそこに感謝しているつもりでいたんですね…だけどあの…そのリスナーが僕たちを大事にしてくれているという、それは僕らが、自分が思っていた以上に全然そんな思っていたよりも遥かにものすごく大事にしてくれていたんだな…ということが本当にわかりました。本当に強く感じましたそれを、「ああこんなに大事にしてくれていたんだなぁ…」って。分かってたつもりだったけど全然分かってなかったなぁって…。であの僕らのリスナーには、心に何らかの傷をね、持っている人も多いんじゃないかと思います。これは20年以上、ステージに立ってみんなに向けて演奏してきて歌ってきて、あの肌で感じてきたことです。例えば、拭い切れないような後悔とか、恥ずかしさとか、こうなんだろうね…こう、未だにズキズキするような消化しきれないそういうものを治らない傷のように抱えている人…そういう人が僕らの音楽を僕らが思っている以上に、とても強く信じてくれて、大切にしてきてくれてたんだなぁ…と。そういうふうに大切にしてもらっている、そういうふうに大切にしてもらっていた音楽を…生み出して演奏する立場の側から人を傷つけてしまうような人間が出てしまった。この事実はもう本当…なんていうか…こうなってそのときのリスナーの気持ちを考えると、ちょっともう言葉じゃ言い表せないというか…、あの計り知れないというか、本当どれだけショックだっただろうな…って。信じてくれていたのに、こんなことになって、それだけ腹が立ったのかなって…本当計り知れないというか…。これは本当に申し訳なく思います。謝っても謝り切れないし、なんだろうね…謝っても謝り切れないし、悲しいし、悔しいしね、やっぱり残念です。であの…、その君たちに大切にしてもらっている音楽を作って演奏する立場の我々からね、人を傷つけてしまうような人間が出てしまったと、これは決して許されることではありません。やっぱりこの事実をうやむやにして、活動をしていくことはできません。本当このまま、なぁなぁにしてステージに立って、俺たぶん歌えないし、秀ちゃんもひろもな…演奏できないし、そういうところにまで及んでしまった…そのくらいのこと。なので、最初は、あの…もうこのバンドはここで終わりにするしかないのかな…って。これはもうチャマ1人の責任じゃないから…。うん。君たちは、僕らが、4人でここまでやってきたっていう僕らの歴史の物語を、めちゃくちゃすごく大切にしてくれているから…、でもあのね…、じゃあそのメンバーの一人がこういう事態を起こしたので「僕たちのバンドの活動はここまでにします」、「ここで終わりにします」っていうのはね、僕たちをここまで大切にしてきてくれてた君たちリスナーに対する責任の取り方として、やっぱりあのどうしても正しいとは思えなかった。それは、やっぱりあの問題の本質から逃げてるとしか思えなかった。そんなけじめの取り方は、一番君たちに見せてはいけないものなんじゃないかな、と思いました。
このことについて、朝まで話し合うっていうのが何回もあって、その結果として、僕たちはやっぱり何が何でもバンドとして音楽活動を続けなければいけないじゃないかと思いました。「BUMP OF CHICKEN」として音楽を鳴らし続けることだけが、ここまでね、ここまで僕らを大切にしてきてくれていた君たちの信頼を裏切ってしまったことに対しての責任の取り方として唯一のものだと思いました。それしかないと思ったし、それをやらなきゃと思いました。というわけで、あの…当面は3人での活動になります。今僕たちにやれることを全力でやっていきます。しっかり活動していきたいと思います。僕この3人でのラジオをやるべきかどうかも迷ったんですけど、やっぱりこれも長く僕らを応援してくれている君たちに対して、今できるベストの活動を、責任をもってやって、それを見てもらうべきだろうと、そう思いました。しばらく3人ではありますが、あの来週からしっかり僕たちの番組、PONTSUKAをやっていきたいと思います。どうぞよろしくお願いします。
升、増川:よろしくお願いします。
bayfm PONTSUKAより
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