言葉が出てこなかった。どういった言葉を出すことが適切なのか、何が間違っていて、何が正しいことなのか、胸が苦しく、吐き出すことも憚られた。 9月27日、チャマこと直井由文の報道に関するポンツカを聴いた。 メンバー3人による謝罪と今後のBUMP OF CHICKENに関する活動のすべてについて、メンバーのその悲痛な思いが詰まっていた。私は、それを聴いたとき、たった12分ばかりに込められた、想像を絶するその苦しい叫びに、しばらく茫然と立ち尽くすばかりだった…気が付くと私は、泣いて
ポンツカより、文字起こし。 藤原:この度のうちのベース担当のチャマこと直井由文に関する報道によって、ご心配とご迷惑をおかけしてお騒がせしてしまったことを大変申し訳なく思います。 メンバー:申し訳ありませんでした。 藤原:それからそれに伴って先週は、毎週この枠の番組であるPONTSUKAを放送できなくなってしまい、番組を楽しみにしてくださっていた皆さま、そしてbayfmの皆さま、大変申し訳ありませんでした。 升、増川:申し訳ありませんでした。 藤原:ご存知の方もいらっしゃら
私は彼の孤独感が好きだった。 彼が歌う、紡ぎ出すその唄はいつも孤独と戦っていた。そして、絶望の淵にいた。 私の人生において、その全ての中心にいたのはBUMP OF CHICKENだった。特に藤原基央は私の生活の一部であり、私の理想とする人物そのものだった。彼が作る曲、歌う唄、紡ぎ出す言葉、彼の声、彼の生き様、死生観、そのすべてが私の憧れであり、理想であり、目標とすべき人であり、尊敬するかっこよくて大好きな存在だった。 8月24日、深夜3時過ぎ、その彼が結婚を発表した。私は既