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ギフトショー/石川県ブースにて「復興REPORT」エリアを設置します。9/4~6
【ISHIKAWA復興REPORT in GIFT SHOW】
「能登半島地震、輪島を中心とした伝統産業の今とこれからの動きとは?」
9月4日から東京ビッグサイトにて開催されるギフトショー/LIFE×DESIGN内にて石川県ブースをデザイン・プロデュースしています。 ブースには、輪島の皆さんをはじめ、石川県内の27の事業者が参加されます。そして今回、そのブース内の一角に「震災復興」をテーマにした、「復興REPORT」エリアを設けました。
この数か月、ブースのデザインをしながら、27の出展社さん達と話し、輪島にも数回お伺いしながら、このブース内で何ができるかを考えてきました。
ギフトショーでは、伝統工芸品を含めた様々な商品が取引され、市場へと出ていく入口の場所です。訪れる様々な店舗のバイヤーさんに向けて何を発信すべきなのか、悩みます。 現在の輪島(を含め被災地全域)は、まだまだ復興の初期段階にあり、商品を作れる状況ではありません。 現在復興イベントに参加される被災者の皆さんは既に持たれている在庫を基に参加しています。もちろん、その一方で、被害が軽微だったところ、既に生産体制が整ったところもあり、徐々に生産が開始されているところもあります。
今回のギフトショー、石川県ブースで何を描くべきなのか。 そのために、実際に輪島の皆さん(今回の出展社さん達)と集まって意見交換もしました。 そこで出た意見は「同情を誘うようなもの」は書かない。輪島の「今」を知ってほしい、というもの。
そこで、今回は輪島の「今」と「この先」に期待が持てるようなことを書こう、と考えています。例えば、輪島における青年部ネットワークの立ち上がり、仮設工房の様子など。地震特性によって、解体そのものは遅くなってしまっていますが、それでも徐々に復活の兆しはあります。
この特設エリアを全国の店舗のバイヤーさん達に見ていただいて、どのような効果があるかは分かりません。しかし、輪島を含めて、産地の皆さんのこの先に何か明るい展望と期待を持ってもらえたら、と考えています。
そして、来年、再来年のギフトショーにつながっていく中で、徐々に復興し、新商品が生まれ、商品が社会に改めて流通していくよう、今後も微力ながらお手伝いができればと考えています。
まずは、9月4日からのギフトショーに向けて最後の詰めをしていきたいと思います。
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