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WITH/AFTERコロナ時代の「展示会」を考える#01

現在のコロナの状況下で展示会(商談会)は開催ができていない状況ですが、緊急事態宣言の解除により、再開に向けて少し見えてきたように感じます。

それでは、今後このコロナの状況下で展示会はどのように変わって来るのか、気になるところだと思います。

今回はあくまでも私見ではありますが、考えを書いてみたいと思います。

1.AFTERコロナでの展示会出展のニーズとは?

まず、コロナが落ち着いてきて展示会が再開された場合、一般的に考えられることとして、下記2つの前提条件が出展社にはあることが想定されます。

現象-01.展示会に出展する費用は極力抑えたい
現象-02.出展したら確実に成果を出したい

展示会は本来「最短の時間」で営業活動を達成するという特徴があるため、現在のようなコロナ状況下では、自社商品/サービスの販売促進方法として、現在の状況下では「販促に最適な手法」と言えます。

2.これまでの「展示会出展」とは?

では、ここでこれまでの展示会出展について考えてみましょう。出展の経験がある方は実感されていることと思いますが、展示会に出展するためには多額の費用を必要とします。まずは出展料。1小間(3m×3m)で40万円前後掛かる展示会が最近では多いですね。次にブース装飾費。出展社自身で飾り付けを全てしてしまう、ということであればあまりかからないかもしれませんが、設営会社に頼むとそれなりに費用が掛かります。木工できっちりデザインをする、というのであれば1小間でも100万円近くかかってしまいます。これらの費用の他に、販促資料を作る費用、そして何より会期中の「交通宿泊費」も掛かります。

このように考えると、効果がある、と分かってはいても簡単には出展できない、そのように考える企業も多いのではないかと推察されます。

3.展示会業界に求められているニーズ

先程記載したように、展示会出展とは本来「最短の時間」で受注を得るためにとても有効な販促手法である、と言えます。この意味で、可能であれば出展したい、と考えている企業も多いことでしょう。しかし、現在のコロナ禍の状況では、展示会は簡単には開催できません。更に、展示会が開催されたとしても、費用の側面から簡単には出展できない、という状況もあります。

したがって、AFTERコロナの状況において、展示会には以下の2つのことが求められている、と考えることができます。

■展示会業界に求められるニーズ

1.より幅広い企業が出展できるような、出展しやすい仕組みが必要
2.より確実に「結果」を出せる展示会構成・ブースづくりが求められる

つまり、コロナの状況が落ち着き、展示会が再開されたとしても、これまで同様の展示会を行うのではなく、現在の状況にそくした展示会のあり方で開催する必要があると考えます。

4.展示会出展に「フェーズ」を持たせる、という考え方

そこで考えたいのが、出展にフェーズを持たせる、という考え方です。

これまでにも、東京ビッグサイトなどの展示会だけでなく、様々な形で展示会は開催されていました。そこには出展者にとって様々な出展形態があったのではないかと思います。

今回、それらを整理して「出展フェーズ」を書き出してみました。

それが、今回当社を含めて展示会に関係する企業25社で行おうとしている[PHASE]という展示会です。

この出展フェーズの話、改めて詳しく記載させていただきます。


■展示会の新しい形を試験開催します(6月1日~5日まで)






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