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エージェントAIがGoogleを破壊する ChatGPTはチャットで終わらない

いやー、ブログ更新を2ヶ月もサボってしまいました笑

自分の中でAI人材育成のコンテンツに関して迷走していたので記事を書けなかったのですが、それも方針が定まり、久々の投稿です!

今日は「エージェントAI」がもたらす未来についてお話をしたいと思います。皆さん「Cognition Labs」というアメリカの会社、ご存知ですか?まだ設立から1年経っていないのですが、ピーター・ティールが設立したFounders Fundが主導した2100万ドルのシリーズAラウンドで3億5000万ドル(約560億円)の評価額を得ています。

「Devin」という「数千もの意思決定を必要とする複雑なエンジニアリングタスクを計画し、実行できる」ソフトウェアを彼らは開発中で、それが注目されているんですね。

これは、例えば「世界中にあるハンバーガーショップをGoogle Map上に表示するアプリを作って」と命じれば、Webサイトをクローリングして集めた情報をマップ上に可視化してくれる訳で、おそらくアプリのテストもやってくれるんでしょうね。

こういったアプリケーションを自動で作って何らかの作業を代行してくれるAIを「エージェントAI」と呼ぶそうです。OpenAIの元技術広報担当のLogan Kilpatrick氏は自身のXで「ChatGPTの最終形はチャットではない」と発言しています。さらに、同じく元OpenAIのLeopold Aschenbrenner氏は「2027年までにチャットボットではなく、同僚のようなエージェントAIが実現するだろう」と語っています。

さて、エージェントAIが当たり前になると、世の中どう変わるのでしょうか?恐らく、旅行を計画して格安航空券を探したり、ホテルの口コミを比較して最適なホテルを予約するといったことは、あなたの嗜好を学習したエージェントAIが代行するでしょう。また、日々Webサイトを閲覧して面白い記事を探したりする必要もなくなるでしょう。

それはつまり、今我々がインターネットを使ってWebサイトを回遊している時間が激減することを意味しており、そういった人々に支えられている「広告クリックビジネス」が極端に縮小することを意味しています。もちろん、Facebookなどアプリで顧客を囲っているビジネスが極端に縮小することはないでしょうが、Webサイトの回遊時間は確実に減ると思われます。

ということで、ChatGPTの登場でGoogleがなぜ、あそこまで焦ったのか、ようやく理解できた気がしました(遅っ!)