ぼくらがペンギン酒店で『お酒のテイクアウト』をやろうと思ったワケ。
合言葉は「あなたのおうちで、ペンギン酒店」
期間限定酒販免許を取ってまで、ぼくらがやりたかった
『お酒のテイクアウト』についてお話しします。
・お酒を「飲みくらべる」楽しさを味わってもらうお店。
もともとペンギン酒店は、みんなにお酒を飲む楽しさを味わってもらうことを開業目的のひとつにしていました。お酒の楽しさって言ってもいろいろありますが、僕らにとってのキーワードは『出会い』—人との出会い、食との出会い、そしてお酒との出会いです。
お酒と出会った時に一番その魅力がわかりやすいのが「飲みくらべる」こと。詳しくはこちらをどうぞ!
なのでペンギン酒店では飲みくらべセットをおすすめしています。わっぜかー!
・お店で飲めない時でも、おうちで楽しんでもらいたい。
お店で飲めない時って誰にでもあります。外出自粛になっている時もだし、僕らだったらちいさな子どもたちがいてどうしても外で飲めないっていうこともあります。そんな時におうちでちょっとずついろんなお酒を楽しんでもらえたらいいな、と思ってはじめたのが『お酒のテイクアウト』です。
グラス1杯分から、ボトルに入れて持ち帰ってもらえるようにしました。
・酒屋さんにはできないことで、酒屋さんにもうれしいことを。
せっかく飲食店として『お酒のテイクアウト』をはじめたからには、酒屋さんには出来ないことをしたいと思いました。それはお酒の量り売り。焼酎も、日本酒も、ワインも、ウイスキーも、酒屋さんに行けばボトルで買うことができます。一本をじっくり飲むのももちろん楽しいのですが、量り売りならいろんなお酒をちょっとずつ楽しむことが出来ます。
僕らは酒屋さんからお酒を仕入れて、酒屋さんに喜んでもらう。
そのお酒たちを量り売りして、お客さんも喜んでもらう。
こういう流れを作り出すことができたらうれしいです。
・おまけ:世界一周の時にみた、お酒を楽しむ風景。
ぼくとはなちゃんは新婚旅行で世界一周の旅に出かけました。その中でひとつ印象的だった風景があります。
チリのちいさな村で、地元のワイナリーを見学していたときにコカコーラの2リットルペットボトルを持った近所のおじさんがやってきました。ワイナリーのご主人はそれを受け取って、ワインのタンクについてる蛇口からペットボトルにドボドボとワインを注ぎました。近所のおじさんは嬉しそうにそのペットボトルを抱えて帰っていきました。
そのワイナリーで作られていたのはいわゆるチリワインとは違う、地酒。日本にはほとんど入って来ない昔ながらの造り方で出来るワインでした。淡い色、優しい香りと味わい、忘れられない美味しさでした。
チリで撮った写真をいくつか。
樹齢100年を軽く越える地ぶどう(パイス)の木。岩のようでした。
ぶどうの収穫には、牛が大活躍。斜面をパワフルに歩いてこんなたくさんのぶどうを運んでくれます。
大きな樽の上に竹で作ったすだれのようなものを敷いて、そのうえにぶどうをどんどんおいていく。長靴で踏むことで果汁と、皮と、種だけが樽に落ちていく。すだれの上に残ったぶどうの茎は、先ほどの牛が美味しそうに食べていました。
お酒って、ほんとにいいもんですね。
子育てしてる大人たちが心からリフレッシュできる飲食店を作っていきたいと思っています。応援してくれたらとってもうれしいです。