ほうきをもつ少年
『ほうきをもつ少年』
さく・え たかはしとしひで
文芸社、2024
5分45秒
第25回えほん大賞、絵本部門の大賞に選ばれたという本作。
ジンという少年はいつもほうきを持っていました。
もちろん、そうじをするために。
したくてしているのに、「えらい」と言われたり、「変わっている」と言われたり、「バツとしてさせられているのか」と言われたり。
「どうして?」と言われてもうまく答えられません。
ある日、あえてそうじを止め、ほうきも家に置いていきました。
そのときに出会ったおばあさんの話にジンは気付くのです。
自分がしていることが他から見ると変に見える。それによって自分の考えを左右される必要はない。
やりたいからやる。
それでいいんですよね。それが何かの役に立っているのなら、最高。
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