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因島のカレー屋さん ルリヲン


 2週間ほど前のお休みに、瀬戸内の島へ日帰りで行ってきた。メインは生口島の予定だったけれど、今回紹介するインドカレー屋さん「ルリヲン」にどうしても行きたくて、因島で下りた。

結論から言うと、カレーは期待以上に美味しくて、店主さんはとんでもなく優しくて、明るい人だった。カレーを食べたくて来るのはもちろん、店主さんに元気パワーをもらいたくて来る人が多そうだなと思った。わたし自身もまた行きたい。


ルリヲンさんは、因島でも生名島(いきなじまと読むらしい)側、因島南インターから大体10分くらい車を走らせたところにある。近くにはスーパーも民家もあって、本当に町のカレー屋さん、という感じだった。こぢんまりとしているが、お店のロゴが飾ってあったり、周りが人で賑わっていたりしたので、初めて来る人でも一発でお店を見つけ出せると思う。


お昼時に到着したが、この日は平日だったのですんなり入ることができた。一人用?のソファ席も6人掛けのテーブル席もあって、思ったよりも席数は多かった。私たちは入ってすぐ左手にある二人掛けの席に案内された。外からの日差しが柔らかく入り込む場所だ。
店内には色々な雑貨が置いてあった。ガラス張りのドアと店内のピアノに白色のペンで絵が描いてあった。同じ人が描いたのかなあ。雑多な感じが異国に来た気分にさせてくれ、その場にいるだけでワクワクした。


この日のメニューはお盆特別メニューだったそう。ルリヲンさんのインスタグラムで知った。カレーといえばこれ!な、バターチキンやキーマだけでなく、ダル(豆)カレー、しまなみ海道の海鮮を使ったぶち贅沢な白いカレーなど、お店オリジナルのものもあった。わたしはダルカレーと白いカレーのあいがけ、一緒に行った彼はバターチキンとキーマのあいがけにした。
もう本当に美味しかった。特に白いカレーは衝撃的なほど美味しい。海鮮の風味が濃厚で香りが立っていて、口に入れた瞬間から「うま!!!」がとまらない。上手な形容の仕方が見つからないのが残念だけど、とにかく本当に美味しい。これまでのわたしの中のカレー概念が覆された。こんなに美味しいカレーがあっていいのか?!食べ進める手が止まらない。この未知の体験をぜひ、たくさんの人にしてほしい。一度食べたらまた食べたくなる。因島に住んでいる人が羨ましいなあと、本気で思った。
カレーの後と言えばマサラチャイ。このチャイもまた美味しかった。作ったことないから詳しくないけど、チャイは色々なスパイスを入れるらしいじゃない。その一つ一つが際立っていて、でも喧嘩せず調和していて、お寿司食べた後に飲むあったかいお茶のようにホッと一息つくことができた。ああ、思い出したらまた飲みたくなってきた。因島に飛んで行きたい!

撮っていないこと忘れ無我夢中で食べた


食べている間も、店内で食べる人やテイクアウトのカレーを取りにきた人がしきりに出入りしていた。キッチンからは背を向けていたが、そこから飛んでくる元気な声と笑い声が印象的だった。ああ、きっとこういう人がやっているからこのお店は人気なんだろうな。
お会計の時、因島のおすすめはありますかと聞いてみると、色々な場所を教えてくださった。ここのお菓子が美味しいよ、やってなかったらここに行くといいよ。お店っていうのは、そこに置いてあるものがいいとかご飯が美味しいこと以上に、そこにいる人がどんな人かで価値が決まると思う。この店主さんに会いに行きたくなる、そんな場所だった。


ちなみに、昨日更新されていたインスタグラムによると、海のそばに移転するそうだ。少しずつ改修するということで、完成には時間がかかるかもしれないと書いてあったが、移転した時にはまた、必ず行きたい。


しまなみカレー ルリヲン
〒722-2323 広島県尾道市因島土生町1899−106

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