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タイムパトロールはしてみたいような、したくないような。

ネットフリックスで見られる『T・Pぼん』
見てみたら期待以上に面白く、Season1&2の合計24話、あっという間に見切ってしまいました。
1話完結のスタイルで、気軽に見れるのも良かったですね。

TPはタイムパトロールの略で、ストーリーは様々な時代にタイムワープし、決められた人の命を救うというもの。
主人公とそのパートナーは、時間を超えた人命救助をしています。
決められた人しか救ってはいけないとか、タイムパトロールには結構細かいルールがあるのもまた面白い要因です。

原作は藤子・F・不二雄で、キャラの絵柄はドラえもんそのまま。
ただ、古臭さは全く感じず、良い意味でシンプルなキャラクターが見やすかった。
キャラクターは、原作にのっとっているものの、建物や景色はしっかりと時代考証していて、様々な時代のシーンが各話見モノでした。


Season1の3話目で紀元前のエジプトに行きます。
ここのタイムワープ後、夜の満月を背景に出てくるところで、なんだかとてもセンスがいいアニメだなと感じました。

Netflix T・Pぼん Season1 エピソード3〈ピラミッドの秘密〉より

このエジプトの話自体、服装や建物の作り、ピラミッドを作る作業風景などなど、とても丁寧に描かれている。
この3話目で、このアニメはスゴイ気合い入れて作ったものじゃないか?と思い、そこから私も腰を据えて見続けました。
寝転んでスマホの小さい画面で見るには惜しいアニメです。

そして、エンディングで流れるスタッフロールで最初に出てくるのが、歴史考証の人。
この歴史考証の人が毎回違うのです。
エジプト編では、河江肖剰さんと馬場匡浩さん。
Webで調べてみると、河江さんは古代エジプトピラミッドの研究者で、馬場さんはエジプト考古学の研究者の方でした。
スタッフロールの最初に出るということは、歴史考証を重視しているということなんだろうと素人目にも感じます。

ちなみに、毎回毎回のゲストキャラの声優さんが豪華です。そんなに声優に詳しくない自分でも、聞いたことがある声ばかりでした。

エジプトの話以外も魅力的なストーリーばかり。
以下にタイムパトロールした時代と場所をざっくりまとめてみましたが、
まとめてみるとやけに紀元前が多い。
元ネタは基本的に原作に沿っているそうなので、原作で紀元前が多かったようです。もしかしたら、未確定が多い紀元前の方が発想豊かに書けたのかもしれませんね。

▼ Season1
1.現代日本
2.1947年 東京
3.紀元前2592年 エジプト
4.紀元前800年頃 太平洋
5.17世紀 南フランスの魔女狩り
6.628年 中国の西遊記
7.紀元前1500年 クレタ島のミノタウロスの大迷宮
8.1945年 沖縄
9.約1億5000万年前 後期ジュラ紀
10.1881年 アメリカの西部
11.紀元前490年 マラトンの戦い
12.???

▼ Season2
1.現代日本
2.1978年/1000年頃 メキシコ/ククルカンのピラミッド
3.1185年 日本の源平合戦
4.紀元前3319年 シュメール
5.約35,000年前 モンゴルとアメリカ
6.1667年 イギリス
7約21,000年前 南フランス
8.紀元前1229年/1868年 トロイア戦争/シュリーマンのトロイア遺跡発掘9.1348年 北フランスの黒死病
10.79年 ポンペイ
11.紀元前2400年前 モヘンジョダロ
12.???

Season2で綺麗に終わりましたが、様々な時代へタイムパトロールするストーリーなので、オリジナルでも話は続けられそう。
人気があれば、Season3以降が作られたりしないかな?と、勝手に期待して待っていたいと思います。

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