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コーダの方から指摘を受けて気づかされたこと

わたくし、実は、こっそりと手話を勉強しておりました。それは、緊急事態宣言中が出た3月からの話。

退屈しのぎにTikTokを見ていると、ダンス勢が多い中、手話で歌をする方がいて、日毎に手話歌をする方が増えていきました。

片耳難聴の方はもちろん、両耳難聴の方がされていることは納得できるのですが、健聴者の方が勉強されて、披露していることに驚きました。

私が会社員でいた時に、同僚に生まれつきの片耳難聴で聞こえづらいと聞いていたので、いつか手話を勉強したいとは考えていました。

結局、会社員時代にはできなくて、ようやくTikTokが刺激剤となって、手話を改めて勉強し始めました。

指文字はなんとか全てできるようになったので、試したことはあります。手話歌は、とてもじゃないけれど、しんどい。断然、手話の方が楽です。

しかし、私が勉強したいのは手話歌ではなく、会話で使う手話。

まず、この本とEテレで放送されている「みんなの手話」で勉強していました。

少しづつ、手話の単語というか表現、文法がわかり始めると「手話歌」で人によっては表現ミスや文法が怪しいのかなぁというのはありました。

たとえば「いい」という表現で2通り出てきて、どちらが正しいのかと迷いましたし、「好き」も何通りか出てきて、どれが正しいのか手話辞典で調べました。

今朝、TikTok内でフォローしているコーダ(両親がろう者で子供は健聴者)の方が、厳しい指摘をしていて「手話歌はやめて欲しい」と、炎上中です。

ろう者やコーダの方から言わせると、本来の手話はろう者と話をすることで、正しく身につくものであるということ。だから、正しい手話を勉強するなら、健聴者の方は手話サークルなどでろう者と実際に会話して身につけて欲しい。パフォーマンスとしてしているなら、間違えた手話が広がってしまう」と。

私も実際にろう者の方と話される方が、正しい手話が身につくのは確かだと思います。最近は、徐々に復活してきていますが、コロナの影響で、サークル活動や手話通訳者講座の中止が出ました。

健聴者の方は、ろう者と気軽に会う機会がなくなったので、YouTubeや本で独学された方は多いのだと思います。

ようやく手話サークルは復活しはじめていますが、時間の問題で参加が難しい方は多く、特に若者でボランティア活動に行く前に勉強したい子が時間などの制約上サークルに参加できないところもあります。

サークルに入れないのなら、手話を個人指導している方はいますが、結構なお値段を取られるので、なかなか難しいという点はあります。

コロナ禍だからこそ、今手話のできる人が増えて欲しいと話されている方の話を思い出したのですが、異論反論が出てしまうと、手話の普及が難しいなぁと思うのです。

あるひとつのサークルが、zoomを使って、あらゆる環境下の人が手話や筆談でいいので話をしようという企画を立ててくださって、当日参加もOKなので、どうしようか検討しています。

手話歌には、ろう者の世界で有名な方がいらっしゃるようで、人気があるけれど、TikTokなどでなかなかお会いできない。

コーダの方の意見はごもっともですが、ご自身の手話に、健聴者向けの字幕をつけてくださっていれば、よりもっと健聴者との距離は縮めることはできたかなぁと。そうすることで、炎上ネタになることもなかったのにと、残念でなりません。

私は、今は別の試験勉強で、ゆっくり今は手話の勉強に取り組めない状況に入っていますので、試験終了後、手話をどうやって勉強していこうかゆっくり考えたいと思います。





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