人を好きになる気持ち
先日、娘と大げんかをしてしまった話を書いたけれど、その中で気づかされたことについて、今日は話を進めようと思います。
娘は、現在私立の女子中高一貫校で、今まで高校からの編入生は受け入れない学校でした。来年高校からの編入生を受け入れることになっています。
その話が出た時に、「よかった、共学にはならなくてよかった」と娘が話していたので、母親の私としては、娘の気持ちが理解できずにいました。
最近になって、小学校時代の友達と遊んでいて、「私ね、彼氏できたの」と友達から続々と話を聞いて帰ってくると、ひどく怒ってふくれてるんです。
「どうしたの?なぜ、そこまでふくれて怒るわけ?」と聞いてみました。
返事は、「わからないけれど、イライラする。私は女子校なのに」と。
先日の大げんかでようやくわかってきました。
娘の気持ちとしては、「私は女子校に入ったけれど、それは自分の希望で入学した。小学校時代、いやな思いをしたし、塾で変な男の子につきまとわれたから、女子校を選んだ。」
そこまでは、まぁ小学校時代でいやだったことが、中学受験での希望校選択の要因にはなるかとは気づいていました。肝心なのはそのあとの娘の言葉でした。
「私は、誰かを好きになるって気持ちが、よくわからない。今まではLikeで十分だったのに、周りの友達がLoveで誰かと付き合うということが、自分にはできない。どうすれば、誰かを好きになれるのかわからない。
中学生で、男の子と付き合うことって楽しいの?つきあうってこともよくわからない」と。
さすがに、この答えにはどう答えていいか悩んだ。
帰りの駅で、手を繋いで歩いている学生を見ると、自分は女子校で周りには男子校もなく、共学校ばかり。
興味がないとはいえ、「つきあう」ってことに戸惑いを感じるんだろうなぁ。
まだ、誰かを真剣に好きになったことはないし、逆にストーキングされた側なので、その恐怖の方が大きいんだろうなぁ。
いつかは、ある年齢や突然の出会いで、誰かを好きになるということを知るだろうし、母としては、そっと娘の成長を見守るだけかなぁ。
かなり真剣に悩んでいたことは確かなので、静かに静かに、娘の成長を見守ってあげたいね。
今時の中学生の悩みとは、本当に奥が深い。
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