上演最終日滑り込みで鑑賞!! 金獅子賞受賞の箔だけで見に行ったので期待値は低かったが、多分これは今まで見た映画の中でもトップ5に入ると思う。 絵・セット・コスチュームについて まずこの映画には、明確な時代設定がない。でも完全なるSFでもなく、かつ近未来的でもない。この唯一無二な世界観をうまく表現できている点に感動した。制作チームについて知りたくてパンフレット買っちゃったくらい。 衣装デザインはホリー・ワディントン。『レディ・マクベス』でも衣装を務めたらしい。逆に関わった作
妹とは日本語・英語(・ドイツ語)を混ぜて話す。この話し方は妹が始めた。いくつも言葉を混ぜて話すなんて、どれも十分に話せないみたいでみっともない、と思っていた。けどこれは妹なりの、親や環境への一種の抵抗だと思った。 父の仕事の都合で5年間、私と妹はドイツのインターナショナルスクールに通っていた。のびのびとした自由な環境は、妹にとても合っていた。仲のいいお友達が何人もいた。「将来は友達とanimal shelter作るんだ」なんて言ってた。でももうそれは叶わない。 だからこれ
私の春画との出会いは多分小学5年生。学校支給のiPadで見たのだが、今思うとなかなかのチャレンジャーだった。 齢11の女児には刺激が強すぎて、当時は春画に対して「グロい」「怖い」などのネガティブなイメージを抱いていた。なんなら私と同じ考えの人が大半だと思う。そんな人にこそ、『春の画』と『春画先生』を是非見ていただきたい。 春画について知ったことについて 春画は男性向けではない。なんなら実際春画を家庭に持ち込んだのは、借本屋が家庭を回るタイミングで家にいる女性。嫁入り道具とし
ポスター既視感あるな、、と思ったら多分ウェス・アンダーソン。 今年のアカデミー賞は大戦モノ多いなという印象だったので、その理由も考察すべく鑑賞。 ーネタバレありー キャストについて Sandra Hüller!!この1ヶ月で2回目(落下の解剖学)。主演作品2作がアカデミー賞なんてよくあることなんだろうか? いかにも「ドイツ人」みたいな、背が高くがっしりとした体格で、すごい存在感があるというか、威圧感があるというか。キリッとした眼差しがかっこいいです。 「落下の解剖学」の時
タイトルがすごいオシャレなのと、綾野剛が私のタイプすぎてちょっと前から気になってた作品。 たまたまUPLINK吉祥寺で阪本順治映画監督と荒井晴彦監督のトークショー付き上映回があったので、あえて映画館へ観に行きました。 ーネタバレありー タイトルについて 「花腐し」は、綺麗な卯木の花をも腐らせてしまうという、じっとりと降る長雨のこと。タイトルのように、この映画における現代を描いたシーンは常に大雨が降っている。 雨に関して、同名原作小説の作者・松浦寿輝さんは映画パンフレットで
台湾に留学中の大学の同期(絶対お互いちゃんと認知してない)が観てて、インスタでゴリ押ししていた。台南で聖地巡礼してたところをみると、台湾でも人気なのだろうか、、? 私も去年台湾いたし、台南も行った。台南で撮った写真全部消えてて悲しかった思い出。ただ台南・高雄を1日で周るのは無謀すぎたので、就活終わったら卒業までにリベンジしたい。 日本で普通に上映してたので観てみた。 紀行文が原作らしい。エンドロールで著者:ジミー・ライってなってたけど、ジミー・ライって苹果日报のジミー・ライ
スタジオジブリ新作『君たちはどう生きるか』が中国の映画評論サイトで、「調子悪い時に見る夢見たいだ」と評されていた(多分悪い意味ではない)。それを見て不意に思い出し、ツタヤでレンタル。 この映画を初めて見たのは私が大学1年生の頃。シュールさに唖然とするとともに、「これ映画館で見ればよかった、、、」とめちゃめちゃ後悔したのを覚えている。(その後ちゃんとアニメリメイク版『クー!キン・ザ・ザ』をアップリンク吉祥寺まで見に行ったのにまんまと寝てしまった。) 私にとって「調子悪い時に見
『ブラッシュアップライフ』でまんまと安藤サクラさんのファンになったので、たまたま志望企業の作品だということもあり、Huluで視聴。 あとなにやら、中国でリメイク版が大ヒットしているらしい。純粋にどの部分が刺さったのかも気になった。 飄々としたかっこいい安藤サクラさんではなく、ロン毛・プリンのアラサー安藤さんが出てきて、結構度肝を抜かれる。 タイトルについて 百円(=一子)の恋と解釈した。 32歳で実家暮らしの引きこもり。お世辞にも充実しているとは言えない人生を送っていた一