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勉強を始めて1年。校正士に合格した

一般財団法人実務教育研究所の「校正士認定試験」に合格し、晴れて校正士になりました!

すぐにXのプロフィールを書きかえ。

うれしくて「校正士」って2回書きました

謎の多き?校正士試験。合格までの道のりを振り返ります。

校正実務講座 平均点は92点

校正士の認定を受けるには、まず校正の基本的なことを学ぶ「校正実務講座」の修了が必須。
通信講座なので、すべて自宅で完結できます。

第1単元~第6単元まであり、それぞれで
・テキストに沿って学習
・テキスト内チェック問題を解く
・ワークブックを解いて自己採点
・報告課題の提出
の各段階をこなします。

校正実務講座のテキストやワークブック

テキストは校正者の心構えから漢字・仮名の使い方、禁則処理、印刷の歴史など、多岐にわたる内容です。授業を受けている感覚で、社会人10年目の私にとっても新鮮な学び直しの機会でした。

ここで、私の各単元の報告課題、終末試験の結果を公表!
・第1単元 97点
・第2単元 97点
・第3単元 94点
・第4単元 92点
・第5単元 91点
・第6単元 85点
・終末試験 89点

平均すると、92点!

すべてをストレートでクリアできました。(59点以下は再提出となります)

基本的には始めに届く教材一式で足りますが、個人的に買い足したのがこちら。GE企画センターの「写植割付スケール」

GE企画センターの「写植割付スケール」。

文字の大きさや字送り、行送りを測るものです。
教材に簡易な定規は付いてきますが、より効率的に、実践的に校正をしたいと思ったので購入。ある単元でとても重宝しました…!

終末試験に合格で「修了書」をゲット

終末試験に合格すると、ひとつの区切りとして「修了書」が届きます。

2023年7月に受講を始めて2月末に修了。約8カ月の講座でした

ちなみに修了前に、今後の意気込みや講座への意見などを書くレポートもあります(笑)

校正士試験は修了から3カ月後。
受講生はここで、二つの選択に迫られます。

独学で復習して試験に備える

または

校正士対策問題が付いてくる「校正技能錬成コース」を受講する

・・・

・・・・・・

・・・・・・・・・対策問題ほしいなぁ

ということで、錬成コースに申し込みました!(追加料金必要です)


文章量の多さに愕然!錬成コース

錬成コースは問題A~Hまであり、二つずつ、4回に分けて提出します。
実務講座ではひとつの課題の文章量は数百字程度だったのに対し、錬成コースは一つの課題が3000字~1万字。より実践的です。

添削方法も違っていて、実務講座では100点満点からの減点方式でしたが、錬成コースは見落とした箇所の数によって「-20点」などの採点。
見落としがないことを前提とした校正者のプロ意識を感じます。

文章量が多いので、まとまった時間をつくって集中して取り組むことがポイントです。それまではお昼休みに勉強していましたが、まとまった時間が取れる朝の勉強にチェンジ。

校正士認定を受けたいまも、錬成コース受講中です。
校正士試験前は対策問題に集中しました。

点数は不明。校正士試験合格

さて、本番の校正士試験です!
試験も自宅で受けて、締め切りまでに郵送します。

6月に試験を受けて、8月頭に結果が届きました

点数は・・・・わかりません!

模範正解が箇条書きで書かれたペーパーは届きますが、採点結果は返送されません。自己点検するしかないです。合格基準等も公表されていないので、何割取れれば合格…というのも不明です。

晴れて、校正士資格をとった私ですが、講座に対してもっとこうしてほしいな、という点があります。

・テキストの内容が古く、頻繁に更新もされていない印象。いまの時代に追いついていない
・PDFの校正の仕方など、より実践的な内容を学びたい

いまの時代、ウェブやPDFの原稿を校正することがほとんどだろうなと思っていた私は、通信講座と並行して、次の勉強の場を探していました。

いまの校正を求めて、校正ラボに入会

そこで、見つけたのが「校正ラボ」

このようなコミュニティに入るのは初めてでしたが、思い切って入会しました。現役の校正者が悩んでいることを共有したり、独自の勉強会が開かれたりと、とてもいい刺激になっています。


校正士認定は、新たなスタート!
今後の目標は校正や伝わる文章のアウトプットです。
ぜひ、福島愛に偏りがちなXの投稿もご覧ください↓↓↓

佐藤 みと✒︎ライター・校正士(@PenAndLocal)さん / X




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