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まる
2014年8月10日 15:06
中世史の研究が九十年代には盛んになった。そうした中で、印象的だったのは演舞や、歌など、芸能を奉納する人々であった。つまり世俗の権力者(民俗学でいう世俗王。将軍や大名)は、あくまで脇に控え、演者と神(神聖王の天皇もここには含まれる)は対峙した位置に座るというもの。芸術や文化は、世俗の盛衰とは隔離されている。ロマンチックにいうと、そういうことだ。だが、そういうロマンチックな設定を求めて