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大阪市内をサイクリング

昨日、昼過ぎに業務スーパーで買った赤ワインの「SIEMPRE」と一緒に睡眠薬のセット(私が服用しているのは、サイレース、ドラール、ロドピン、ピレチア、コントミン、パキシル、セルシンである)を一緒に飲んだので、夜中の0時半には起きてしまった。最近、こういう生活が続いている。昨日の昼から何も食べてないので空腹になり、スパゲッティを茹でてレトルトのミートソースをかけて鍋で食べた。あとは、やることといったら読書くらいである。
いま、読んでるのは、ハンフリー・ホークスリーの「中国の野望」という小説だが、インドの特殊国境部隊のSFF(Special Frontier Force、私は以前、「抵抗」というタイトルでこのチベット人部隊のウィキペディアを翻訳して電子書籍で発表したことがある)の精鋭部隊がラサ郊外のダプチ刑務所を襲撃して政治犯として捕らえられている僧侶を救出するところから始まっているので、チベットフリークの私は引き込まれるように読み始めたのだが、武器や兵器の専門用語がやたらに出てきて、軍事オタクなら楽しいかもしれないが、読みづらいこと甚だしい。読み進んでいるとパキスタンで軍事クーデターが発生し、カシミール問題でインドと戦争が始まって、そこに中国が絡んでいくというフィクションだが、なかなかリアリティのある小説で、と言うのも、最近、インド政府はジャンムー・カシミール州の自治権を廃止して、連邦直轄にするなど、緊張が高まっていて、そういう事態も想像しやすいからである。しかし、まだ半分も読んでいないので、今日、明日にでも読んでしまえるかもしれないが、結末がまだ見えてきていない。
本を読むときは、パソコンを置いてあるテーブルとベッドをテーブルランプを移動させて行ったり来たりしている。ベッドで横になって読んでいると、いつの間にかウトウトしてしまって寝てしまうので、できればテーブルで集中して読んだほうが良いのだが、まだ薬が残っていて、倦怠感もあり、ついついベッドにゴロンと横になってしまう。
3時ころになると、何故か「そうだ!風呂入ろう!」と思って湯船にお湯を溜め始めた。37度のぬるま湯が溜め始めるとともに湯船に入って先ほどの本を読み始める。私は入浴中も本を読んでしまう癖があるのだ。流石に体や頭を洗っている時には無理だが・・・
風呂から上がってまた読書したりパソコンでネットをしていたらあっという間に7時前になってしまった。9月も後半になって、朝の空気が涼しいので、最近、自転車で大阪市内を走り回るようになった。特に行き先は決めてない。気の向くままペダルをこぐまでである。建築の仕事を辞めても建築は好きなので、あちこちの工事現場に行ってはお知らせ看板という建築概要を書いた看板を見て回っている。自宅のネットでも大阪の再開発情報はチェックしてみるのだが、やっぱり現場を実際に見るのは楽しい。
自転車といってもママチャリなので、サイクリングと言えるかどうか分からないが、2時間くらい自転車で走るとそれなりに運動になってダイエットにも効きそうだったので始めた。40歳を越えるあたりから代謝が悪くなって太ってしまい、鏡を見るたびにブルーになるのでなんとか痩せたいものである。若い時はクラブで踊りまくってそれなりに運動できていて、そのせいで20代、30代の頃は痩せててガリガリだったのだが、今は見る影もない。最近のクラブは大衆化というか商業化されてしまって、90年代にあったカルチャーの雰囲気がゼロなので行く気がしないし、その上、金もかかる。自転車ならタダだ。以前もよく自転車で走り回っていたのだが、2級の障害者手帳を持つようになると大阪の場合、地下鉄が無料で乗り放題なのでついついそのパスを使ってしまって電車移動が主になってしまったが、駅から出ると徒歩なので行動範囲が狭くなってしまう。それでも中津のタワ-マンションを見て難波あたりまで歩いたりもしていたが、コースが自ずと決まってしまい、なんだかつまらない。
自宅のマンションから大阪中心部に行くには大きく分けて4つのコースがある。まずは自宅前の今里筋を南下して天王寺・新世界・西成方面に行くルート。2つ目は千日前通りを西に向かって難波方面。3つ目は長堀通りを西に向かって心斎橋方面。4つ目は今里筋を北上して、緑橋・鴫野方面から都島に至るルート。今日はこのうち最後の4つ目のルートを走ることにした。
今里筋をまっすぐ北上すると緑橋の交差点に出て、いつもの気分ならここを左折して森ノ宮方面に行くのだが、今日はまっすぐ進む。第二寝屋川を超えて鴫野駅に至る。今年に入って、それまで大和路線の久宝寺から放出まで開通していたおおさか東線が新大阪まで伸びたので、放出~鴫野間は複々線になっていて、ガードが二重になっていた。鴫野を越えて寝屋川を渡ると蒲生丁目の交差点で、ここを左折して京橋方面に出るのだが、そのまま進んでも面白くないので、おおさか東線と京阪線のガードをくぐって桜小橋の交差点で右折することにした。ちょっと狭い道路をクネクネと進み、大川に出ようと思ったら、目の前に大規模な工事現場が見えた。これはいいものを発見したと思ってお知らせ看板を見ると、大阪拘置所の建て替えの現場だった。
毛馬の閘門の手前で大川を渡り、城北公園通りをまっすぐ行くと中津のタワマン群が見えてきて、ここまでくればあとはお手の物である。それまではどこに行き着くか分からなかったのでGoogleマップを時々見て、現在地を確認していた。ここからはもう安心の世界だ。
東海道支線(数年後、北梅田駅が出来て、関空から梅田まで一本で行けるようになり、その先にはなにわ筋線の計画もある)を越えて、梅田スカイビルを横目になにわ筋を南下して堂島川を渡り、中之島美術館の建設現場を見たあとは四ツ橋筋に出て、本町の手前で御堂筋に移動し、アパホテルや南御堂のほとんど完成してるエクセルホテルの現場をあとに、長堀通りの手前で左折して時計を見るともう8時20分だった。今日は9時に病院で整形外科と内科の診察とヘルニアのリハビリがある。それに間に合わないといけないので、長堀通りと平行に走る通りをまっすぐに進んで、病院には9時10分前に駆け込んだ。
病院での診察とリハビリと、役所での雑用と買い物(もちろん赤ワインの「SIEMPRE」を買っておく)を終えて12時前に自宅に帰り着くと、腐れ縁のYが私の部屋で多肉植物の植え替えを行っていた。最近私の周りでは観葉植物栽培がブームである。うちには19鉢ある。Yはアトピーで敏感肌なので直接土に触れれないので手伝ってやって、一緒にネットサーフィンをしていると15時前になり、やっと一人になって冷蔵庫で冷やしておいた「SIEMPRE」を飲みながら読書の続きをしているといつの間にか寝てしまっていた。

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