「わかりません」
もし「わかってるわたし」をやめたら、すごい変わる。問題が大半、なくなる。これはコストもかからん、他の方法よりはるかに簡単。私には。始めてるけど効果絶大。そして、きもちいー。
どう頑張っても「わからない」ことがある、とハッとしたのは東日本大震災の年、7月だった。女川から福島まで下っていった時。目の前の景色。案内してくれた人たちに「どう思う?どうだった?」聞かれたけど、わたしは「わからない」だった。想像を超えていて、わたしがわかっていないことがある、その量の膨大さだけ存在感としてある。そのあといろんな話をいろんな場所で聞いた。自分も体験した。「わかる」ことよりも、「わからないことをわかる」ほうが、傷つけなかったし、傷つかなかった。そしてわからないわたしは、深く深く考えていけた。
人は互いをわからない。「わからないってわかる」と、いいことが起きる。
「いわなきゃわからない」ちゃんが、成仏する。
「そんなのふつうじゃない」ちゃんが、成仏する。
「わかってくれない」ちゃん、が成仏する。
「ちゃんとしなきゃ」ちゃんが、成仏する。
「わたしをみとめて」ちゃんが、成仏する。
「あなたなんか、みとめられない」ちゃんが、成仏する。
「だからさみしい」「だからかなしい」「だからイライラ」「だからムカつく」ちゃんたち、次々に成仏。だって、みんな「わからない」んやもん。
なにこの魔法。
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描く行為が好物、つくることが快楽。境界線なくイラストを提供したくなる病。難しいお話をやさしく描くのも得意。生きることすべてを描きデザインする。旅をして出会って描きたいつくりたい。だからサポートは大歓迎です。 ( ・◇・)ノ