「結婚は経済なのね」
昨日見た映画「若草物語」でジョーだったかエミリーだったか「結婚は経済なのね」っちゅうようなこと言ってて、まあ発祥はそうだわねと思う。結婚という定型システムからはみ出しても不思議はない。もともとが経済的都合にポジティブな夢や希望を加えてステキ風にしてきたものだから。
そんなふうに社会はできてきた。
なかったからだ。自由も権利も尊重も。女が生きていく術がなかった時代の優しさや親心。わたしは、この古くからあるシステムを自分の人生に採用したいなら選べばいいと思う。「自分で選べる」のが大切だと思っているから。
ただ、この結婚という定型はみ出したり自分に似合わなかったりした時に、そもそもを思い出して自分に似合う人生を構築する幸せを満喫したらいいなって思ってる。いまだに「子どもを生まないこと」「結婚しないこと」の定形外を欠損扱いする場面に出会うから。
いまは昔のように何もなかった時代ではない。自由も権利も尊重も少しではあるけど手に入れられるようになってきた。定型でなくてものびのびと、新しい幸せを作っていけるのが自由だ。と思う。定型でない者は新しい生き方をつくっとるのだよ。
で、ほんとうのほんとうは一見定型に見えても他の誰とも同じじゃないのだよ。
女の仕事をしたことのない男に、その仕事の難しさや素晴らしさは長く理解もされなかった。いまだ十分にはされていないけど、理解なんかどうでもいい。おとこでも、おんなでも、どんなでも、私たちは自分の内から湧き上がる要求をこの人生で叶える面白さを選べるようになってきたよ。
立ちはだかる壁や、心に影を落とすことは、古いシステムの名残なんだって知っておくと、そんな古い定型でないことでくよくよぐだぐだ劣等感しんでもええがね。と、わたしは思うわ。
写真は「あさのしゅくふくごはん」オムライスである。