ぬいぺにちゃんと付き合えないナイチンゲール
【はじめに】
シビアな話、というのがあります。
受け止めるには少しつらすぎる現実。
「合体に至るけど付き合ってもらえない」
という、どこにでもある話で、そしてとても、救いのない話。
これを男性版の悩みに転化すると
「友達にはなれるけど、それ以上にはなれない」
みたいな感じだな、って思うんですね。
ここらへんの悩みはかなり多くの人が経験したり、或いは悩みの真っただ中だったりするので、今回はそこらへんにフォーカスしていきます。
いわば、表題なんです。
ぬいぺにちゃんと、付き合えないナイチンゲールなんです。
え?????
もしかして、ぬいぺにちゃんも、ナイチンゲールもご存じない????
そうでしょうね…。ぬいぺにちゃんこと、ぬいぐるみペニス問題はまだネットで見掛けますけど、ナイチンゲールは完全に僕サイドの造語的用法なんで、そりゃ知るわけもないです。
でも既にイメージ的に何となくふんわりは伝わってる気もするんですけどね。ボチボチやっていきますよ。
【ぬいぺにちゃんとは】
これはまだネットで完全に共有されている概念とは言い難く、成熟途上のネットミームだと思います。あと2,3年すれば陽キャとかDQNとかリア充と同じ程度には定着するのではないかと思ってます。
簡単に言うと
無害だと思っていたぬいぐるみから突然ちんちん生えてきたら怖いよね
みたいな概念です。
これはそもそも、「良い人だけど友達カテゴリに入れていた人から突然性欲を向けられた恐怖」を説明する際に使われた例です。
まだ市民権を得ていないのは、ここらへんの前提が共有されていないのもありますが、多分一番の原因は、ぬいぺにとはあまり関係なく自分の人間性がただ幼いだけの女が男を悪者にするべく使用しているところがあり、それが原因で市民権を得るのに少し厳しい状況になっているっぽいな、と感じてます。
ぬいぺにちゃんの説明記事として優秀だった記事を見つけたので、正直これを読んで頂くのが良いかと思います。
※後半部分は同じ傷を舐め合うのが好きな人にはオススメ。
ぬいぺにちゃんはいくつか種類もあって、
・とにかく離れたくなさ過ぎて、良い人という擬態で側にいようとする
・もともと普通にいい人の距離感だったけど途中でムラムラしてきた
・普通にしてるだけで恋愛対象にならない
みたいな感じもあって、それだけでひとつ記事になりそうな感じはしますが、今回は触れません。
【ナイチンゲールとは】
これは完全に学生時代の僕の周囲でだけ通じてたジャーゴン的な言葉です。
時は平成、中学生だった僕らは猿でした。
西にチョロい女がいると聞けば、我先にと駆けだし。
東にとんでもねえオサセがいると聞けば、25㎞を自転車で走破したものです。
まあだいたいがガセだったり相手にされなかったり、或いはクッソ怖いお兄さんが登場したりするものです。
10代前半の男なんてそんなもんです。
すべては時間の壁の向こうの遠い日々。
それはさておき、性的に乱れたコミュニティに所属をしていると、やはり男性女性問わずやっかみとかも聞こえてくるものです。
そんな中で、もうビッチオブビッチみたいな扱いを受けている子がいました。頼めば必ずさせてくれるという。親サイドになった今では心配以外の何物でもない子ですが、今はどこで何をしているかも知りません。
当時でも僕はその子とは縁遠い位置にいたので、そこまで詳しいパーソナリティを知らないというのが正確ですが、とにかく同性間からはビッチ極まりないとかなり見下されていたのだけは知っています。
でも、彼女は特定の男の子からすると女神だったのは間違いないのです。
どんだけ冴えないビビリの童貞でも勇気を出して頼めば、良いよと微笑んで受け入れてくれる彼女は、生きているだけでクラスの女子から蔑まれている男からすると、本当に心の救いを与えてくれる存在でした。
そう、彼女はビッチなんかじゃない。
彼女に卒業させてもらって垢ぬけしていった男たちはみんな言いました。
彼女のおかげで俺は生きられた。本当に感謝している、と。
東大阪の性のナイチンゲール
そう僕は聞いています。
もしかしたら同年代で東大阪付近で青春を送った人はあの子のことかな、と思い返すかもしれません。そうかもしれませんね。
何が言いたいかと言うと
やれるけど付き合えないとお悩みの貴方も、実は誰かのナイチンゲールなのかもしれませんよって話です。
まあ、貴方が救われているかと言うと限りなくそんなことないとは思うのですけど。
でね、ぬいぺにちゃんとナイチンゲールは実はめちゃめちゃよく似てる存在なのではないか??と思っています。
それを書いていきますね。
【共通点】
さて、ぬいぺにちゃんとナイチンゲール。
何が共通してるかというと
【付き合ってもらえない】
というところが明確に共通点としてあるんですね。
もっと言うと
『パートナーとして選ばれない』
はて、それはなんでなんでしょうね。
ここで僕は自己保身をキーワードにします。
前述のぬいぺにの解説記事の人なんかもそうなんだけど
『僕は悪くないのに!わからない!こんなに頑張ってるのに!』
みたいな感じなんですよね。
うんうん、わかるわかる。そこが気持ち悪いんだわ。
どういうことかというと、これはツイートもしたんですけど、僕らって保身を優先する個体に対して好感を持てないようになってるっぽいんですよね。
これは遺伝子を残す、ということを優先している生物の根っこを考えると納得できる話です。
自分の遺伝子を残すことを優先する個体はライバルになりますが、こちらの遺伝子が残ることを優先してくれる個体は味方として見なせますよね。
なので、僕らは保身を優先する個体に対して好感を持てないのだと推測してます。
自分の遺伝子を後に繋いでいく、という目的に対して僕らは極めて冷静でシビアな判断をしていますから。
え?ナイチンゲールは保身してない???
甘い甘い。甘すぎますよ。
クリスマスケーキの上に乗ってるサンタクロースのお人形さんより甘いですよ。
「そういう形でも必要とされるなら良い」
という、ゴリゴリの自己保身がそこにあります。
本当に負いたくない傷の代わりに、別の傷を負うというスタイルですね。
【自分が必要とされてない】
という特大の傷を負わないようにするために、身体だけでも必要とされている状況に甘んじています。
質問者さんにおかれましては
「恋かどうか自問自答してるうちに」
と書いてますけど、そもそもその曖昧な状態でも状況に流されてる時点でめちゃめちゃ弱いのは確定してますからね。
そういう観点でもパートナーとして選ばれるのは厳しいと言わざるを得ないですね。
まあダメ出しするだけだとね、救いがないのでね。
やっていきましょうね。
【少しは救いのある話、あるいは突きつける絶望】
僕は肉が好きです。ステーキ食いたい。