はじめての鞭づくり
【はじめに】
今回は読むかぷりコンサルではないのですが、読むかぷりコンサルを購読してくださっている皆様だからこそ伝えたい話、というのがあります。
時にそれは人の見抜き方とか、師匠からの箴言シリーズとか、そういった形で出してきたんですけどね。
今回はそう。
鞭づくりの話です。
待って!まじ待って!!戻らないで!!!
良いから話を聞いて!!!!
隙あらば自分語りで申し訳ないんすけど、5月上旬に僕、鞭と出会ったんすよ。僕のTwitterをご覧の人はわかると思うんですけど、それはそれはもう衝撃だったんすよ。あまりに爽快。あまりに面白い。
鞭、使ったことありますか?
え??ない???
うわー、もったいない!それはもったいないですよ。
人生の半分損してますよ!
振ると超音速の衝撃波。
えげつない破裂音。
明らかに人体に当ててはいけないその威力。
気になってきたでしょう?
振りたくなってきたでしょう???
あるんですよ、鞭を体験できる場所。
SMバーって言うんですけどね。
あとはスポーツウィップの体験会とか。
ええ??もう行ったって?
もう自分の鞭が欲しくてしかたないって??
そりゃもうやるしかないですね、鞭作り。
とはいえ、まず作らないですよね、わかる。
というか、ぶっちゃけ、これ読む人って鞭を既に使ったことある人だと思うんです。なので、その人達向けの話をするとですよ。
みなさん、どんな鞭を使われてますか?
恐らく、バラ鞭、一本鞭、ブルウィップのどれかで、あとはハンドルの有無ぐらいですかね。
で、恐らく、素材は革。
その鞭、ご自身のニーズに完璧にマッチしてますか?
たとえば、僕のニーズを整理してみるとなんですけど。
革の鞭、かっこいいんですけど、重たいし、手入れだるくないですか?
もちろん、その部分も含めて愛してらっしゃるとは思うんですけど。僕、無精でまあめんどくさがりなんですよ。なので、手入れが簡単な素材の方が良いんですよ。
で、鞭の用途なんですけど、僕の場合だと力の使い方とか流し方を練習するのがメイン目的なんですよ。なので、サイズ感的には室内で使えるサイズかつ、ブルウィップタイプで音が鳴るのが良い。
力の使い方の練習をしたいので、ハンドルがない方が良いわけで。そうするとスネークウィップが欲しいんですね。
と、いうわけで僕のニーズはこうなんですよ。
パラコード素材の、せいぜい80センチくらいまでの、スネークウィップ。
…売ってない。
びっくりするくらい売ってない。
というか、多分もうこの業界的にオーダーメイドするんでしょうね、おそらくね。うんうんうんうん…。
自分で作るしかないな
と、決めたところで困るのが資料探しなんですよ。
ブログ記事とか探したんですけど、初心者に優しい日本語の記事が本当に全然、まったくないんですよ。
なので、僕が今回調べ学習したもんをまとめつつ、参考にした動画とかも貼っていきますね。
レッツスタート。
【つくるもの】
今回の記事では、先ほど書いたように
パラコード素材で、小ぶりの、スネークウィップ
を作ります。というか僕がまだそれしか作れないんですけど。
これです。
もっとカッコいいでっかい鞭も作れるようになったらまとめます。
【必要機材と予算感】
まず予算。ざっくり5000円くらいです。
以下内訳
①万力
僕が使ってるのはこれです。
これがないとマジで作業できないっす。
もうちょい安いのもありますけど、多分これくらいの値段のものじゃないと壊れやすすぎるっぽいです。
これは2500円くらいですけど、もっとしっかりして精度のあるやつだとそこそこします。でも、鞭作る分にはそんな精度は必要ないっすね。
②パラコードニードル
これは何に使うかというと、ヘッド部とか接合部とかの編み込みの端部処理の時に使います。なんか使ってない人もたまにいます。手先が相当器用ならいらないかもです。僕は必要と判断して買いましたけど。
ただ、めっちゃ安くないですか?見た目の専門道具っぽさのわりに1000円ぐらいですよ。
③はさみ
パラコードの切断で使用します。
正直どの家にもあると思います。新規で買う必要はないはずです。
機材として必要だから書いておきますけど。
④ライター
切断したパラコードの端部がばらけたりするのを防ぐ端部処理のために使います。正直普通のライターで充分ですが、ターボライターみたいに、火が一方向に噴出してるやつの方が作業はしやすいです。
すでにあると思いますけど、買ったら…まあよほど高いのでも選ばない限りは300円程度ですかね。
⑤コンベックス
定規ですね。
作る鞭のサイズ感によっては2mくらいまでは測れると便利です。
これもご家庭に1つはあると思うんですけど、念のため。700円くらいまでで充分揃うと思います。
【必要素材と予算感】
まずスネークウィップ1本分の材料費ですけど、約1000円です。
革を使わなければこんなもんです。
長さを変えたり、ハンドルを追加したりすればその分は増えますが、それでもたぶん2000円くらいまでじゃないかな、って思います。
でも、材料って使用する分だけ買えたりするわけじゃないので、そこらへんを考慮すると、一式そろえるのにだいたい5000円くらいかな…?って感じです。
①パラコード
だいたい1色30mで1000円です。
カラフルにしようと思うと、買う色の数×1000円分のコストが掛かります。
鞭1本あたりに使うパラコードが12mくらいなので、パラコードを2セットで5本くらい作れる計算になりますね。
②芯材用の玉
鞭の芯に使うパラコードに球を詰めるんですけど、その玉です。
僕はこれを使ってみました。すっげえ使いやすかったです。
これも試したんですけど、パラコードと干渉して芯材として中に入れれなくて挫折しました。悔しさ。
使用する量ですが、ボールを45センチ分詰めようとすると150個必要になります。ただの割り算ですね。このボールセット1つでそこそこの数の鞭が作れます。
③ドアノブカバー
鞭のヘッド部分(握る部分)ですが、ここを本来はゴム巻いて、革巻いて、釘かガンタッカーとかで止めてから飾り紐で編んでいくんです。
しかし、革やらゴムやらは材料の調達が難しいので、ドアノブカバーを任意の長さで切ってはめこんで、それを固定してから飾り紐で編むとめっちゃ簡単に作れました。
④釘
こういう釘も少し必要になります。
用途としては、先ほどのドアノブカバーを鞭に固定するためですね。
そんなに量は要らないんですけど、買う時はだいたいとんでもない本数入ってます。いらねぇ~。
以上が必要機材と必要素材ですね。
どこまで買うかは個人差があると思いますが、ほんとだいたい1万円で全部揃います。ばーりリーズナブル。現代テクノロジー万歳。
というわけで、費用面の心配も消え、何を買えばよいかわかったと思うので、思う存分ポチってきてください。
【作り方の話】
具体的な作り方に関しては
僕は肉が好きです。ステーキ食いたい。