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全身やる気モードの作り方

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※動画資料追加しました

【前書き】

「やる気スイッチ、君のはどこにあるんだろう~♪」

そんなCMソングがありましたね。
この度、物理的なやる気スイッチを発見しました。
ネタ抜きで、本当に、見つけました。

それを、ここにまとめます。


僕は、心身の相関性を信じています。
100mを全力疾走した直後に、本気で激怒することは可能でしょうか。
おそらく、極めて困難なはずです。


僕たちの身体は怒る時は怒る準備が必要です。
あらゆる感情になるたびに、その感情にふさわしい身体になります。

たとえば、人に対して怒るなら、首や肩に緊張が入り、背中も力み、険しい表情で、あるいは威嚇そのものの表情を取ることでしょう。

ゼーハーと肩で息をしてる状況で、これをやるのがむずかしいことは容易に想像できますね。



では、ここで考えてみましょう。




「やる気の出ない身体とは何か」




これは言い換えれば




「リラックスしてる身体」



です。
つまり、僕らはタスクを前にくつろいでいると言って良いのです。

実際に僕らはタスクを前に容易にくつろぎます。

夏休みの宿題があると知りながら遊びふける経験を数多くの人が持っているはずです。

そもそもその経験がない人はこの記事を読んだりはしません。
既に独自のやる気の入れ方を確立していることでしょう。


多くの人はこのリラックスした身体を任意に切り替える技術を持ちません。
習う機会がないからです。


やる気、非常に曖昧な概念ですが、運動部経験者はやる気を出してやりきれる人が多いのは、みんな体感的に知ってるはずです。

特に強豪校であれば、よりその傾向は顕著です。僕調べではありますが。




運動部経験者がなぜ、やりきれることが多いか。



これは彼らには「戦う身体」になった経験があるからです。



戦いにおいて、やる気が出ないだのなんだの言ってられません。

そんなこと言ってたら負けます。命のかかった闘争なら死にます。

彼らは戦う身体を自分の意識で作る経験を持っているからこそ、自分の目標に向かって戦う身体に切り替えられるのです。
強豪校であるほど、その身体は、その部の特色として受け継がれています。

強豪とかではない普通の学校で、これらの身体性の切り替えの練習を意識的にしてこなかった運動部経験者はこうなります。





「若い頃はすげぇ集中できたけど、最近は全然できなくなったな…」





と。それは当たり前なのです。

本気で戦わないうちに、身体は平和に慣れて、リラックスしていくのです。

そして、闘争を忘れてしまった身体は、狩りを忘れてしまった身体は、怠惰に、その場に鈍重に居つくことになるのです。







やる気。それは目標に向かう集中力。






決めた目標に向かって任意で集中力を向けることが出来たらどうでしょう。


やる気が出てくるまで待つあの時間。
あの時間を全て有効活用できたなら。


やるべき課題から逃げてるあの時間を。
わかっていながらほんの少しの気まずさを抱えるあの時間を。
全て有効活用できたなら。


それだけではないです。


今回紹介する身体は「戦う身体」です。
様々なストレスに対しても戦うことが可能です。

普通に考えてくつろいだ身体で、クレームや叱責などの悪意に晒されて無事でいるのは難しいというのはわかると思います。

休息する身体で戦場に出るだなんて正気の沙汰じゃないですよね。



でも、多くの人が、そしておそらく貴方もそれをやってしまってます。

自分の心身を守るためにも、「戦う身体」への切り替え技術は非常に有用であると確信しています。



僕は今回、この身体を発見したときに、脚色抜きに悔しくて仕方なかったです。今、34歳。どれほどの時間を無為に過ごしてしまったのか。

この身体を10代の頃に知っておけば。本当に悔しくてならないです。
今日、この日から、この身体になってもらえたら。


人生で無駄にする時間が、確実に減ります。
消滅するとまでは言いません。体力の個人差があるので。


ですが、習得は極めて容易です。
なにせ、足の位置と背骨の位置を調節するだけです。

鍛えた体も必要ないですし、特別な稽古も必要ないです。

本当に、ただ、足と、背骨の位置を整えるだけで良いのです。

発見者の僕ですらいまだに
「こんなに簡単なのに、こんなに効果出るのヤバくないか…」
と感じています。

そして、もっと、本当にもっと早く知りたかった…とも。


【現在の僕の推論と、信じている人体の特性について】

2022/1/27追記開始

自分が積極的に動けるときに、自分の身体のどこにどのような力が掛かっていて、どこの緊張が抜けているか、観察したことはありますか?

僕はこの作業を3,4年前から始めました。


前述したように、僕はメンタルと身体の相関性を強く感じていて、それを信じているので、やる気がある、集中しやすい身体というものは確実に存在するだろうと考えていたからです。



実際に自分の身体の調子が良い時の力感は割と早期に見つかりました。
観察し始めてから1年程度で見つけていたとは思います。


ただ、問題は、


「どうやってこの身体を再現するか」
「どうしてこの身体はやる気が出るのか」


というとこでした。

身体の再現の手法は有料部分に書いていますので、ここは割愛。


「どうしてこの身体は集中しやすく、やる気が出るのか」



ここで僕ら人間は猿から進化したことを改めて考え直す必要があります。






【四つ足歩行生物由来の脳の傾向と性質】



僕らは「手足に居場所があると安心する」という性質を持ちます。

電車に乗った時、周囲を見渡してみてください。

立っている人を見てみましょう。
足は地面についていることでしょう。立っていますから。


問題は「手」です。
みなさんの手はどこにあるでしょうか?


恐らく、多くの場合、どちらかの手でつり革を持ち、反対側の手はカバンか、スマホか、あるいはつり革を持つ腕にあることでしょう。

壁にもたれかかった状態で、片手はスマホ。片手はカバンか腕組み。
そういうのもたくさん見掛けることでしょう。

僕らはどうにも「手」に居場所を与えないと落ち着かないのです。
そして、落ち着いたその瞬間から、その場に居続けようとします。


これは多分、四つ足歩行生物だった頃の名残だと僕は考えています。
手に居場所を与えなくても平気なら、電車の中だけでなく駅のホームや待ち合わせ場所なんかでも、棒立ちの人がもっとたくさんいるはずです。

現実問題として、電車に乗った途端に、ぬぼーっと棒立ちしてる人がいれば、そっと避けます。少なくとも僕なら避けます。なんか怖いですもの。


さて、今回、僕が紹介する身体の配置で何故やる気が出るか。




それは「手」の居場所を奪うからです。





身体は安定して動けるのに、手だけ居場所がない。
なので、僕らは本能的に手に居場所や仕事を与えたくなってしまうのです。


おそらく。




【やる気とかいうやつ】

やる気、というと何となくみんな理解してる感覚なのですけど、上手く説明できない感覚でもあります。

「やろうと思った」

という、そうとしか言えない感覚です。


しかし、通常、ネットに散見されるやる気の出し方を見てみると、その正体が少し見えてきます。

やる気を出すために良く用いられる手法が

・自分にご褒美を与える(正の報酬)
・期限を決めて、守れなかったら自分に罰を与える(負の報酬)
・日常の小さな業務として組み込んでしまう(習慣化)
・まずはやることで、やる気を出す(脳の恒常性)


ここらへんになります。


これらが目指す状態は何か?



それが前述した



『目標に対しての集中力を維持できている状態』




です。

これを作るために、脳に対して褒めたり脅したり、大したことがないように錯覚させているのが現代人の現状です。


しかし、これ、どうなんでしょうね。





ドリルを買う人が欲しいのは「穴」ですよね。



やる気が欲しい人がほんとに欲しいのって「集中力」なのでは?




【身体のアクセルとブレーキの話】


僕らの身体は動いています。当たり前ですけど。


そうすると二つの機能が必要になります。
アクセルとブレーキです。



僕らの身体のアクセルはどこにあるのか。
ここに関してかなり考えてみたのですが、今の僕の答えとしては


【全ての抗重力筋】


です。ここだと思います。

常に鉛直方向に掛かり続ける力に対して抗う力。
上向きにあり続けようとする力、まさにアクセル。


このアクセルの筋肉を上手く使えると僕らは不思議なほどに前向きな気持ちが発生してきます。多分、難しいことを考えなくなってます。野生です。ウホウホ。


それに対して、ブレーキとして作用する筋肉もあります。
僕の観測で、特に厄介なのが僧帽筋、大胸筋、そして大腿四頭筋。



この3つです。



一度、二人一組になって検証してみてほしいのですが、パッと手を引っ張られたり、後ろから押されたりした時に、とっさに働こうとする筋肉がこの3つです。



これらの筋肉は立ち止まり、力むことを是としています。
しかもサイズの割に出力が低い筋肉です。マジ無能(ひどい)




問題は、これらのブレーキが得意な筋肉は立ち止まることを是としているので、その場にとどまり続けたり、自分のところにどうにか引き込もうとしてくるところです。



こうすると、知識やお金や、そういったものを狩りに行くために動きたいのに、これらの筋肉がその場から動くことをひどく邪魔してきます。



今回、下で紹介する方法は、ブレーキの筋肉に仕事をさせず、アクセルだけに仕事をさせることを目的としています。




以下、具体的な手法を記載します。


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僕は肉が好きです。ステーキ食いたい。