わすれもの
わたしの奥
知らないうちに空いていた
あな あな
心の口笛吹き抜ける
在って慣れられ 目合わず撫でられ
知らんぷりふりされたから
軋んでみたりする
ふわんだ痛みで気づいて見つめて
不安が心と穴を重ねて
思いもどんどん不感で浮かぶ
間に合うまにまに口笛のせて
一回でつくった太陽で埋める
無形転
みつめた穴のその先は
幼い色した絆創膏
わすれたって おとしはしない
くすぐり記憶の表在覚
あたためて どうかやすらかに
穴が埋めてた その場所咲いた
夢の際 たんぽぽ
ぽぽっとわらった
ほぽっとわらった