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GOAL & START

今週の日曜日、最後のカペシタビンを無事に飲み終わった。
今できる治療はこれで終わりという不安はなくはないけれど、それよりも、もう薬を飲まなくていい!!という開放感。

8クール、最初の2クールは6錠ずつ、残り6クールは5錠ずつだったから、(それと途中で一回、一錠薬をなくしてしまったことがあったから)、合計1,175錠!
よく飲んだものである。
抗がん剤の点滴の時も思ったけれど、本当に、「始まれば終わる」のだ。

最後の1クールのラスト3日は少ししんどかったけれど、それももうお終い。
まだ、手の指や足の裏、胃腸や口の中にもダメージは残っているけれど、抗がん剤の点滴や手術の後、少しずつ解放されていったように、これもまた少しずつ解放されていくのだろう。
足を気にせずに、普通に靴を履けるようになるのも嬉しいし、山にも行けるようになるのも嬉しいけれど、まずは近場でジョギングしたい!
(これまでに3回フルマラソンを走ったことがあり、もうフルは走らない!と思っていたけれど、実はこっそり、2年後くらいにもう一回フルにチャレンジできたら…などと考えている)

ともかくも、2023年5月末から1年8ヶ月、ひとまずゴールまで来たのだ。
身体が回復し始めたら、新たなスタートラインに立つ気持ちで、これからの毎日を迎えたい。(ちょっとドキドキの一年検診が2月に待っているけれど)

◇ ◇ ◇

薬を終えた “記念デザート” は、実家に帰り、ずっと心配をかけていた母と一緒にチョコレートプリンを食べたのだけれど、家に帰ってから翌日にカスタードプリンを食べたときの方が、なぜかしみじみと、ああ終わったんだなあという実感をくれたのは不思議だった。
薬を飲む時間を気にすることもなく迎えた日の始まりだったからかもしれない。

さよなら、ありがとうカペシタビン
よく効いていますように!
久しぶりのプリン
(久しぶりのデザートらしいデザート)

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