あなたは美しい?
あなたは美しい?
そう聞かれたらどう答えますか?
私は、自分の好きな部分もあるし、チャームポイントもあるけど
どうしても「美しい」とは言えない。
それは、私の中で「美しい」のカテゴリーがモデルとか女優とかになっているから。そして、その人たちに比べたら自分は全く劣る、だから私は美しくない、そう考えてしまっているから。
この前ユーチューブのVOGUEのチャンネルですごく印象深い動画をみた。
外国人(アメリカかな?)の小学生から高校生くらいの少女たちに
「あなたは美しい?」って質問する動画。
1対1で質問しているんだけど、1人の小学生くらいの女の子はこう答えた。
「お父さんとお母さんのDNAでできているから私は美しい
だからどのパーツも特別。」
これをみた私の感情は、まさに「はっとさせられた」っていう感じ。
この単純で素直でまっすぐな回答がこの世に存在するんだレベルで衝撃を受けた。
インタビューは多くの女の子にしているから、この回答をした女の子はこの1文しかしゃべっていない。なのに、こんなにも考えさせられている。
ただ一人の自分。二人の人間のDNAによって生まれた奇跡の自分。それが美しくないわけがない。
私の「美しい」がどれだけ凝り固まった概念になってしまっていたのだろう。なれもしない女優と自分を比較し、自分を美しくないと言うなんてあまりにも自分に失礼、そんな気がしてきた。
だからと言って日本では自分を「美しい」なんて言いにくい。謙遜が美しいともいわれるしね。
でもそんな中で自己肯定感の高いキャラクターってなんかかっこよく映る時代になってきている気もする。
たとえばタレントのりゅうちぇる、ぺこちゃん、ケミオとか。
若い人の中ではすごい人気もの。この人たちは、instagramやyoutubeで「自分はオンリーワン」であることをすごく主張しているように感じる。そしてコメントを見ると「その考え方がすごく好き」とか「そう思えるのがうらうやましい」などのコメントが多くある。
共感する人が多いってことは、本当はみんなこう思いたいけど思えないなにかがあるってこと。
思えない何かを打ちやぶれたら、人生の中で思う感情や自己への愛も変わってくるんだろうなと思う。
その一歩が、「美しい」の今ある概念を考え直すことなのかも。
「お父さんとお母さんのDNAでできているから私は美しいわ」
こんなことまだ自分の口から言いにくいけど、素直に言える自分になりたい。
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